...語学の稽古がてらに...
大杉栄 「続獄中記」
...遊びがてらとおっしゃるんでしたら...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...だから散歩がてらに銀座へ買物に来るようなことは彼女にとって珍らしい出来事だった...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...花見がてらに上方へのぼって...
太宰治 「新釈諸国噺」
...昼御飯を食べてから散歩がてら...
種田山頭火 「其中日記」
...岩倉に紹介がてら推参したものと思われます...
中里介山 「大菩薩峠」
...暖かい日の午過(ひるすぎ)食後の運動がてら水仙の水を易(か)えてやろうと思って洗面所へ出て...
夏目漱石 「変な音」
...そこに球突塲(たまつきば)があつたので無(ぶ)聊のまゝ運動(うんどう)がてら二十點(てん)といふ處(ところ)あたりから習(なら)ひ出したのが...
南部修太郎 「文壇球突物語」
...……花世の白酒を飲みがてら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「芝――増上寺でしたかな」「ああ開拓使さま――たいへんな発展でございますそうなですな」「ゆるゆる見物がてらにまいって丁度でござろう」「さようでございますねえ」と番頭は戸口に出て陽の高さを見あげ...
本庄陸男 「石狩川」
...あれと答えたので散歩がてらに父に連れられて行った時「これは売物ではございません」とむずかしい顔の亭主(ていしゅ)が言ってから亭主を憎いと思うよりも一層姫の美しい姿絵が懐かしくなった...
水上滝太郎 「山の手の子」
...気楽なお気持ちでお休みがてらまたお立ち寄りください...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御病気の御息所の別荘へお見舞いもしがてらに小野へ行こうと思う」と何げなく言って大将は邸(やしき)を出た...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父親はにがてらしい...
山本周五郎 「桑の木物語」
...涼みがてら筑前も途中までお見送りする」といって...
吉川英治 「黒田如水」
...周瑜(しゅうゆ)の病状を見舞いがてら...
吉川英治 「三国志」
...修行がてら見物して歩こうと思っているのです」ようやくいうだけのことをいい終ったように...
吉川英治 「宮本武蔵」
...避寒がてら行ければ嬉しいと思います...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
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