...電気死刑の椅子のような形のがっちりした肘かけ椅子が一つおいてあり...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...がっちりしたからだをしている西洋人が...
海野十三 「豆潜水艇の行方」
...お隣の古風な煉瓦(れんが)造りの赤いがっちりした煙突が見える...
海野十三 「四次元漂流」
...がっちりした体つきをしているよ」俺は黙って下唇を噛んで――つい歯に力がはいりすぎて...
高見順 「いやな感じ」
...可なりの年配だけれどがっちりした体躯の持主だった...
種田山頭火 「遍路の正月」
...みんながっちりしたものよ...
徳田秋声 「仮装人物」
...がっちりした体格で...
中里介山 「大菩薩峠」
...各円柱の柱頭はがっちりした軒縁の巨石を支え...
野上豊一郎 「パルテノン」
...がっちりした顔をして傍に立ってゐた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...がっちりした肩を突き合わせた彼等の密集は底強い圧力を感じさせた...
宮本百合子 「刻々」
...その根底にはやはり著者のがっちりした理性主義が横たわっていて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかもがっちりした実在でなければ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...骨太でがっちりした躯をしているが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...白磨きのがっちりした飯台が四つ...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...まる顔のがっちりした躯つきであるが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...白壁に黒い腰羽目のがっちりした造りだった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...大きいのは二尺ぐらいの色美しいがっちりした赤ニシ...
山本笑月 「明治世相百話」
...高い黒土塀とがっちりした欅(けやき)造りの潜り門に囲まれて正門内の貸家とも...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
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