...帳場の銭箱(ぜにばこ)へがっちりと手を入れる...
泉鏡花 「歌行燈」
...聞いているとも」「その海底都市の骨格(こっかく)に相当する八十階で建坪(たてつぼ)一万一千平方キロメートルの坑道ががっちり出来たのが...
海野十三 「海底都市」
...がっちり覘(ねら)ってぷすンと一発――消音装置がしてあるから...
海野十三 「奇賊悲願」
...二人の手はがっちりかたく握りあわされた...
海野十三 「太平洋魔城」
...がっちりした体つきをしているよ」俺は黙って下唇を噛んで――つい歯に力がはいりすぎて...
高見順 「いやな感じ」
...自分さえがっちりしてれあ...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...がっちりした、燻(いぶ)しのかかった家具の据(す)えつけられた客室で、メロンや紅茶の御馳走(ごちそう)になりながら、しばらく遊んでから、夕方になって三人で銀座へ出てみたが、生活内容を探り合うこともできないほど、何か互いに折合いのつかない気分であった...
徳田秋声 「仮装人物」
...みんながっちりしたものよ...
徳田秋声 「仮装人物」
...森岡先生はいかにもがっちりした感じの方でした」「それで...
外村繁 「澪標」
...がっちりした体格で...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼の目の前にがっちりと威嚇するように立ちふさがっていた...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...しわの無いがっちりしたきれいな手だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...その代り責任はがっちり肩の上にかかっている...
宮本百合子 「新しきシベリアを横切る」
...小柄だががっちりとみが入った風采(ふうさい)...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...がっちりとした腰を持っていなければなりません...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それはわたしのようにがっちりした背丈の低い男には適した運動なのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...白磨きのがっちりした飯台が四つ...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...「自分で好んでこうしたんですから、まあできるだけ、自分でやってみます」「独り相撲はだめよ」千寿は謎(なぞ)めいた眼くばせをした、「――やさしく劬(いたわ)ったり、大事にするのもいいけれど、女というものは、しんそこでは押えつけて呉れるのを待っているものなのよ、がっちりと、強い力で、……愛情がどんなに深くっても、それだけでは決して女の心をつかむことはできやしません...
山本周五郎 「竹柏記」
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