...ころがったりした...
海野十三 「一坪館」
...声をふるわせて語る先生のお顔を薄気味わるがったりなど失礼な感情をさえ抱いていた癖に...
太宰治 「黄村先生言行録」
...今の前(さき)まで大熊山の方に当ってもくもくと盛りあがったり崩れたりしていた鼠色の雲が...
田中貢太郎 「魔王物語」
...そう云って可笑しがったりした...
谷崎潤一郎 「細雪」
...手を叩(たた)いて愉快がったり...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...その双方が互いに上がったり下がったりしていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...跳ねあがったりひっぱったりして...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...快活に面白がったり...
豊島与志雄 「食慾」
...朝早くから馬小屋の中で跳ね上がったりいなないたりして...
豊島与志雄 「天下一の馬」
...ほかの連中より一フィートも高くとびあがったり...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...その間は傷がかえって拡がったり...
中谷宇吉郎 「鼠の湯治」
...岡っ引は上がったりだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...うらやましがったり...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「青ひげ」
...恋しがったりする娘はないよ...
松永延造 「職工と微笑」
...まるで軍隊に行ったことのない者が武器や戦争について論じたがったり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...走ったりとびあがったりしながら...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...ごろごろ寝ころがったり...
山本周五郎 「似而非物語」
...いやがったり、泣いて逃げたり、あげくに長者の本妻へ告げてしまった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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