...がっしりした肩をゆすって...
有島武郎 「或る女」
...女房と言うのは体のがっしりした酒喰(さけぐら)いの女だった...
有島武郎 「カインの末裔」
...がっしりした男で...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...がっしりした石の欄干ごしに...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...波打つ天井ががっしりした楢の梁に支えられ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...口髭(くちひげ)などに威のある彼のがっしりした相貌(そうぼう)は...
徳田秋声 「あらくれ」
...がっしりした体躯で...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...がっしりした島村の体躯とその落付いた顔付とを見てるうちに...
豊島与志雄 「立枯れ」
...がっしりした小机とか...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...第一に彼の肉付きの良い目立ったふくらはぎは彼のがっしりした高い鼻と同様に道徳的に高い性格を感じさせ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...これも矢張りがっしりした男であった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...がっしりした食卓とか...
堀辰雄 「恢復期」
...がっしりした体格で...
三浦環 「お蝶夫人」
...一人がっしりした骨組みの五十ばかりの農夫が居睡りをしていたが...
宮本百合子 「北へ行く」
...老人はそのがっしりした体で...
シュミットボン Willhelm Schmidt-Bonn 森鴎外訳 「鴉」
...がっしりした行燈(あんどう)がある...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...上も下も八畳二室のがっしりした新築で...
柳田国男 「故郷七十年」
...がっしりした本間(ほんげん)襖で...
山本周五郎 「さぶ」
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