...その手紙がイツデモ国際問題に関する侃々諤々(かんかんがくがく)の大議論で...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...ひざのあたりががくがくとふるえだして...
海野十三 「怪星ガン」
...高声器(こうせいき)が、がくがくと、ひどい雑音をたてた...
海野十三 「地球要塞」
...さらにがくがくの論をつづける...
太宰治 「愛と美について」
...顎をがくがくさせながら...
徳田秋声 「足迹」
...」女はがくがくする頭髪を...
徳田秋声 「黴」
...「夢でございますよ――何も、おりませぬ」と、侍女は、怯えている澄姫を、正気にしようとしたが、澄姫は、がくがく顫えて、しがみついたままであった...
直木三十五 「南国太平記」
...刀を突き立てたまま右手(めて)をがくがく震わせ...
直木三十五 「南国太平記」
...……いくら……」がくがく...
久生十蘭 「金狼」
...諤々(がくがく)たる議(とうぎ)...
穂積陳重 「法窓夜話」
...彼女はがくがくした石段を横倒しになつたまま下の踊り場まで轉がり墜ちた...
室生犀星 「はるあはれ」
...登は足ががくがくし...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...膝頭はがくがくと震える...
山本周五郎 「お美津簪」
...そのがくがく揺れて通る足の上方の二階では...
横光利一 「上海」
...がくがく揺られぬいて来る...
吉川英治 「大岡越前」
...侃々諤々(かんかんがくがく)も...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...急にがくがく慄(ふる)え出して来た脚は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...がくがく総身をふるわしながら家令の前に立って...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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