...膝ががくがくふるえた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...その手紙がイツデモ国際問題に関する侃々諤々(かんかんがくがく)の大議論で...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...どうしてこの階から上へ逃げだしたろう」X号はがくがくとからだをふるわせて...
海野十三 「超人間X号」
...膝頭だけががくがくと震えて起(た)ち上る力さえぬけてしまった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...更にがくがくの論を続ける...
太宰治 「愛と美について」
...「おお寒む」ソフィヤは身体じゅうがくがく顫えながら...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...刀を突き立てたまま右手(めて)をがくがく震わせ...
直木三十五 「南国太平記」
...三度目に呼ばれた時には欄干に捕(つか)まっていながら膝頭(ひざがしら)ががくがく悸(ふる)え出したのです...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...……いくら……」がくがく...
久生十蘭 「金狼」
...膝頭ががくがくと顫え出した...
火野葦平 「糞尿譚」
...全世界が揺れ、足はがくがく、宮殿はブンブン、ゴウゴウとハープの弦のような音を出している...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...がくがくと空気を吸おうとしながら...
室生犀星 「香爐を盗む」
...彼女はがくがくした石段を横倒しになつたまま下の踊り場まで轉がり墜ちた...
室生犀星 「はるあはれ」
...膝頭はがくがくと震える...
山本周五郎 「お美津簪」
...熱い、充血した面とは反対に、体はさむく、芝の夜露に、身も耐えないほど、がくがくと、ふるえに襲われていた...
吉川英治 「平の将門」
...侃々諤々(かんかんがくがく)も...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...逃げる脚(あし)すら、がくがくとして、顫(ふる)えがやまなかった...
吉川英治 「松のや露八」
...がくがくわななく体力とが...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索