...何だか所在なさそうに...
泉鏡花 「婦系図」
...排水の落口というのは僅かに三か所...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...どうもこれまで一か所(しょ)に長くいられなかったが...
伊藤左千夫 「箸」
...でき過ぎた所が一か所ある...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...三か所ぐらいは消しとめたそうですが...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...リード氏はこの大地帯の中に工夫たちのかたまつてゐる村を四十か所に作りました...
鈴木三重吉 「パナマ運河を開いた話」
...一面におり立った群れの中に一か所だけ円形な空地があるのはどういうわけかと思って考えてみた...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...それがもどるのを防ぐために通してある銅線が一か所切れてネジが抜けていることを発見した...
寺田寅彦 「災難雑考」
...所謂進歩的であるか所謂反動的であるかではなくて...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ずっと二百メートル以上離れたところに水道せんが四か所出ているんだ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...いささか所感を述べたが...
新渡戸稲造 「自警録」
...精々遠島か所拂ひ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何百か所も行かなければなりませんから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...その御飯が冷めた時魚の大きさに準じて御飯を固く手で握って魚の身を上へ載せそれを竹の皮へ包みますが包むばかりではよく締(しま)りませんからその上を竹の皮の細いので三か所ほど縛って固く締めるほど良いのです...
村井弦斎 「食道楽」
...何度か所々の岸から空壜を流してみたことがあったが...
柳田国男 「雪国の春」
...そのほか所々に召連れられて御囃子...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...地震によって一時に数十か所から発火した場合...
和辻哲郎 「地異印象記」
...浅草の方角に一か所...
和辻哲郎 「地異印象記」
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