...離して」夫人はか弱い力をふり絞って...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...か弱い女にとって...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...か弱い花を保護するためには...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...どうか弱いものと思ってお憐(あわれ)み下さい...
田山花袋 「蒲団」
...か弱い女性の常として...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...鶯(うぐいす)のか弱い歌がひびいてきた...
ロマン・ローラン 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...鶯(うぐいす)のか弱い歌がおりてきた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「強いとか弱いとかって...
中島敦 「虎狩」
...何か弱い尻のある藤次郎にからくりの箱を拵(こしら)えさして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...このか弱い娘に手もなくやり込められてしまったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...このか弱い処女に繩をうったかも知れません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...か弱い神經の纖維をがりがりとかじりつめる...
萩原朔太郎 「都會と田舍」
...六平になにか弱い尻をにぎられていて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...松王 か弱い身でありながら...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...「強い者のためにですか弱い者のためにですか」「世の中ぜんたいのためだろうな」「あなたはご存じないんです」「それをいちど話したかった...
山本周五郎 「さぶ」
...どうも人にはどこか弱いところがあるものですな」それから後...
吉川英治 「三国志」
...文字にはどこか弱い病影があり墨色もおおかた淡(うす)いといわれている...
吉川英治 「私本太平記」
...か弱い感傷から詠まれたものが大部分を占めて居る...
若山牧水 「樹木とその葉」
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