...他人が眞正に強いか弱いかを檢査するのは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...彼女のか弱い肉体の中に...
池谷信三郎 「橋」
...か弱い倭文子さんを殺すのに...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...か弱い女にとって...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...どうか弱いものと思ってお憐(あわれ)み下さい...
田山花袋 「蒲団」
...子供という者はか弱いもので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...このか弱い病源不明の者に向って...
中里介山 「大菩薩峠」
...何か弱い尻のある藤次郎にからくりの箱を拵(こしら)えさして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三魂(たましひ)の拔けたやうに、呆然(ばうぜん)としてゐる貫兵衞を促(うなが)し、か弱い乍ら、一番氣の確(たし)かなお蔦(つた)を手傳はせて、卯八一人の大働きで、水船から引上げた人間は五人、船頭の三吉と、野幇間(のだいこ)の巴屋(ともゑや)七平は、それつ切り行方不知(ゆくへしれず)になつてしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お美乃のか弱い聲ももう聞えません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...力があるか弱いか」「へエ」「それから江島屋の内輪の樣子...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この八歳になるか弱い子供は...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...よくそのか弱い身に障りもしませぬか...
樋口一葉 「十三夜」
...か弱い胸をむしばむ慢性の肺結核も悪化した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...私のようなか弱い女性が……」彼女は新車で買った自分のステーションワゴンを運転して帰るんだといって聞かなかった...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...何か弱い尻でもあって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...しばしばモリスの模様はか弱いセンティメンタリズムにさえ落ちた...
柳宗悦 「工藝の道」
...どこか弱い」「いや...
吉川英治 「私本太平記」
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