...同時に我々人間のおかしがることを真面目に思う――こういうとんちんかんな習慣です...
芥川龍之介 「河童」
...彼は貧苦と艱難(かんなん)の幼時を女親の手一つに育てられ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...妹いはば巫覡(かんなぎ)嚴(いか)らしく皺める人に説くに似て...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...「賞勲制度も考えにゃいかんなどと言っている...
高見順 「いやな感じ」
...女ひとり永年艱難辛苦(かんなんしんく)の末...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...かんなくずの山だの、かんなだの、のみだの、のこぎりだの、ひわを入れた鳥かごや、たらいまである...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...そこで私も雪の中を艱難辛苦(かんなんしんく)してあれまでまいる必要がないような心持になりました」弁信は天の一方を見つめて...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで鉋太郎(かんなたろう)も...
新美南吉 「花のき村と盗人たち」
...関内(かんない)のいらかを越して...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...まあ何(なに)から申さう胸(むね)がもめて口(くち)が利(き)かれぬとて又(また)もや大湯呑(おほゆのみ)に呑(の)む事(こと)さかんなり...
樋口一葉 「にごりえ」
...ベラベラベラベラとんちんかんなことをまくし立てるのばかりだったもので...
正岡容 「初看板」
...はばかんながら此の若宮は! 五年前に芸者時分にチャーンと柳子の身体にゃ...
三好十郎 「冒した者」
...借金のかた流れで大分手に入れたかんなあ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...彼らは我々の間にあるこのさかんな元気が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...生きてゆくことの艱難(かんなん)を思い...
山本周五郎 「柳橋物語」
...わかんなくなっちゃったわ」「その名刺...
夢野久作 「二重心臓」
...毎日のようだと聞いておりまする」「それはいかんな...
吉川英治 「私本太平記」
...おまえが艱難(かんなん)に克(か)とうとするときは...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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