...直(ただ)ちにそれを戴(いただ)いてつかわす...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...かけだしていった警官のことなんかわすれてしまって...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...ふたりはだまって目を見かわすばかりだった...
江戸川乱歩 「影男」
...身をかわす余地がないではなかった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...求めても言葉をかわすくらいの間がらになりたいものである...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...おそらく数語をかわすいとまとてない...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...親しいある聖者やまた時には神様とまでもかわす会話のほうに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...手紙をかわすことを得ないけれども...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...会話を取りかわすなんぞということは...
中里介山 「大菩薩峠」
...しばらくは命を助けてつかわす...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...「斎藤越後契約の間事いささかこれをつかわす」とあって...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...この後(のち)目(め)をかけてつかわすであろう...
吉川英治 「剣難女難」
...乾き上がっている河洲(かわす)の砂上を見まわして...
吉川英治 「三国志」
...そこの川洲(かわす)へお上がりなされませぬか...
吉川英治 「私本太平記」
...かわす間(ま)もなく...
吉川英治 「神州天馬侠」
...きょうは訊いてつかわすためにこれへ集合を命じた次第である」「…………」官兵衛はしばらくここで舌を休めながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...『――助けてつかわすから...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...愛する同胞の可憐なる瞳より「生命」の光が今消え去らんとする一瞬にも彼らは互いに二間の距離を越えて見かわすのみである...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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