...直(ただ)ちにそれを戴(いただ)いてつかわす...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...「互いに見かわすような事をしてみるがいい」そう葉子は心の中で二人(ふたり)をたしなめながら...
有島武郎 「或る女」
...こそこそと葉子について私語(ささや)きかわすらしかった...
有島武郎 「或る女」
...たまにはうまく出合ってことばをかわすことができれば...
伊藤左千夫 「落穂」
...人とことばをかわすのもものうく...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...その河筋(かわすじ)で評判になり...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「庚娘」
...きっとおの/\を大名にとりたてゝつかわすぞと仰せられ...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...車をかわす余地がない...
寺田寅彦 「KからQまで」
...われわれは喧騒(けんそう)の中に会話を取りかわす事ができ...
寺田寅彦 「蓄音機」
...声々に呼びかわす...
広津柳浪 「今戸心中」
...工場と契約書をとりかわすというときになって...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...自分は手紙を書きかわす女として許されるということがほんとうの幸福である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...酌(つ)いでつかわす...
吉川英治 「私本太平記」
...われらが守ってつかわすゆえ...
吉川英治 「私本太平記」
...さすがの竹童もかわすひまなく...
吉川英治 「神州天馬侠」
...三河におるお許(もと)の老臣どもが宿望としておる――当主元康の本国帰城をゆるしてつかわすであろうぞ」「ありがとう存じまする」「七歳の折から質子(ちし)として他国に在る其許(そこもと)...
吉川英治 「新書太閤記」
...有村は身をかわすように...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...何も礼につかわす物がないが……これはわしの刀に付けておる目貫(めぬき)で...
吉川英治 「旗岡巡査」
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