...たまにはうまく出合ってことばをかわすことができれば...
伊藤左千夫 「落穂」
...武芸の達人が夜半の途上で後ろから突然切りかけられてもひらりと身をかわすことができる...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...やさしい単語を言いかわすだけの力しかなくて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...出会った者と極度に丁寧な辞儀をかわすだけにとどめていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...見知らぬ青年らと見かわす眼つき...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しだいに彼らは言葉をかわすようになった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あるいは曠野(こうや)のうちに大河の一方から他方へ呼びかわすアメリカ土人の粗野な叫びだろうと思うかもしれないが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...褒めつかわすぞ」「ハッ」佐の市は思わず...
野村胡堂 「禁断の死針」
...いつも二人を「言葉をかわすくらいの間柄(あいだがら)」にしていたのであった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...「御隠家様のお屋敷へ案内してつかわす故...
吉川英治 「江戸三国志」
...蛇籠(じゃかご)の崖縁(がけぶち)から川洲(かわす)へ飛び降りて...
吉川英治 「江戸三国志」
...これはそちに譲ってつかわす...
吉川英治 「黒田如水」
...わしが取りなしてつかわすから...
吉川英治 「三国志」
...何か密談をかわす姿が...
吉川英治 「私本太平記」
...きっと放してつかわすが...
吉川英治 「新書太閤記」
...望みどおり吉良殿の死の供をさせてつかわす』『オオ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...今日のところは放してつかわす...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...懺悔(ざんげ)をしてつかわすのだ」「懺悔? 片腹いたいことを申すな...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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