...かわくようにさせてください!」と...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「アヒルの庭で」
...喉かわくことなしといふことを...
大町桂月 「親子遠足の感」
...くろかわくろかわという菌がある...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...俺の胸がなぜかわくわくと躍ってきた...
高見順 「いやな感じ」
...着物のかわくのを待っているのだ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...青田風・旅の法衣がかわくまで雑草の風夜は妙青寺の真道長老を訪ねて暫時閑談...
種田山頭火 「行乞記」
...その周囲二三尺ほどの所が急にすうとかわくが...
寺田寅彦 「夏の小半日」
...そこへ咽のかわく人が大勢来てせぎ合つて...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...咽喉(のど)もかわくし...
中里介山 「大菩薩峠」
...何故だかわく/\してゐる...
新美南吉 「坂道」
...川曲(かわくま)の闇だまりにしゃがみこんでいると...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...私たちは饑(う)えかわくようにあなたのお顔を見たがっております...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「魚と蠅の祝日」
...墨汁のかわく芭蕉の巻葉かな芍薬(しゃくやく)は散りて硯の埃(ほこり)かな五月雨(さみだれ)や善き硯石借り得たり(六月十三日)三十三○同郷の先輩池内氏が発起にかかる『能楽』といふ雑誌が近々出るさうである...
正岡子規 「病牀六尺」
...人形のにかわくささを場内に漲らせ...
宮本百合子 「菊人形」
...そしてそれがかわく迄これを書こうというわけです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...寝ても起きても涙のかわくまもなく目はいつも霧におおわれたお気持ちで院は日を送っておいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...己れみずからを眺めている間じゅう涙のかわく暇がなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...小烏瀬川(こがらせがわ)の河隈(かわくま)に館(たて)の址あり...
柳田国男 「遠野物語」
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