...からりと調子が変って...
泉鏡花 「霰ふる」
...廓然(からり)と気持がいゝつたらない...
薄田泣菫 「茶話」
...次の日はからりと晴れて...
太宰治 「お伽草紙」
...山岸さんにからりとした気持で言った事がある...
太宰治 「散華」
...おとなりのラヂオが泣いてゐる敬治居出立・からりと晴れた法衣で出かける八月三十日寝すごした...
種田山頭火 「行乞記」
...からりとした性格に発展したやうであつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...からりとした日和で...
直木三十五 「南国太平記」
...梢(こずえ)はからりと明(あかる)く...
永井荷風 「監獄署の裏」
...永(なが)い日(ひ)は僅(わづか)な日數(ひかず)の内(うち)に目(め)に渺々(べうべう)たる畑(はたけ)をからりとさせて...
長塚節 「土」
...人間(にんげん)の手(て)を藉(か)りたものは田(た)でも畑(はた)でも人間(にんげん)の手(て)を藉(か)りて到處(いたるところ)をからりとさせる...
長塚節 「土」
...赭(あか)く燒(や)けた杉(すぎ)の木(き)を控(ひか)へてからりとした庭(には)は...
長塚節 「土」
...落葉が大抵掃き竭されて秋草は刈り去られて冬らしくなつた庭が蒼い空のもとにからりとして来た...
長塚節 「隣室の客」
...それがからりと晴れた時...
夏目漱石 「道草」
...障子(しょうじ)がからりとあいたから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...十月二十三日〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(封書)〕十月二十三日 第四十六信きょうはからりとした天気です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...すると弟の目の色がからりと變つて...
森林太郎 「高瀬舟」
...からりと戸障子を明け放つかのようにみえた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...からりと晴れたこの山のいただきにうつすらと雪が来てゐた...
若山牧水 「木枯紀行」
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