...子供でしたからまるで盲目でした...
伊藤野枝 「S先生に」
...飛びかゝつて来るお化を片はしからまるめろの枝でぽん/\なぐりつけました...
鈴木三重吉 「湖水の鐘」
...はっきり痛いと言え」指にからまる抜け毛を...
高見順 「いやな感じ」
...エカテリーナ・イヴァーノヴナが立って行ってからまる四年の間に...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...何かこの土地にからまるべき因縁があるに相違ないと感づいたのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...その眺めは太古からまるで変らなかったかのように...
中村地平 「南方郵信」
...それからまる一日...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それからまる半日...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...暗闇を進む様子からまるで知り尽くしているみたいですね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...それからまるで大きなからすのように...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...それからまるで食ひ込むやうに向ふの怪しい時計を見つめました...
宮沢賢治 「耕耘部の時計」
...風邪気味になったのは六日の火曜でしたからまる二週間と五日煩わされました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その瞬間からまるで恐ろしくもなんともなくなるような恐怖であるために...
三好十郎 「恐怖の季節」
...角(つの)と角とがからまるほどに...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...それからまる一年経った或る日...
山本周五郎 「青べか物語」
...私が浦粕を去ってからまる三十年になる...
山本周五郎 「青べか物語」
...二それからまる一日...
山本周五郎 「風流太平記」
...肉親の愛にからまると...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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