...わたしは未(いま)だかつて感化を受けたことがないからまるきり覚えていない...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...主たる動機は半平という男が細君に死別してからまる二年この方...
海野十三 「幸運の黒子」
...そうしてその名前にからまる伝説だけを聞き...
太宰治 「鴎」
...その鍔にからまる因縁話をして...
田中貢太郎 「千匹猿の鍔」
...これは「電球にからまる怪異」の話とともに...
田中貢太郎 「机の抽斗」
...それと同時に義男といふものは自分の心からまるで遠くなつていつた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...──それからまる三年たった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...それからまる半日...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それからまる一日...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それからまる半日...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その間にからまる事情を棄てて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...それからまるで大きなからすのように...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...その瞬間からまるで恐ろしくもなんともなくなるような恐怖であるために...
三好十郎 「恐怖の季節」
...石――俺は昔からまるかつたんだ...
三好達治 「測量船拾遺」
...それからまる一年経った或る日...
山本周五郎 「青べか物語」
...それからまる三日...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...二それからまる一日...
山本周五郎 「風流太平記」
...おれがめをかけてやるようになってからまるで摂関(せっかん)きどりだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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