...おれが仏像にばけているからには...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...岸に生ふてふといふからには...
薄田泣菫 「茶話」
...煙くらいの眠りでも捜し当てたからには...
太宰治 「春の盗賊」
...こうなったからには矢張啓坊と一緒になって欲しいのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...個別や質がこの場合個性的なものを意味しないからには...
戸坂潤 「科学方法論」
...小さいサロンと云ふからには...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...連れ立って来るからには...
中里介山 「大菩薩峠」
...絵といふからには絵具や画布...
中原中也 「詩と其の伝統」
...何故つてそんな立派な心を持つてらつしやるからには...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ここに来たからには...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」
...美術館であるからには...
柳宗悦 「民藝四十年」
...記されてある如く既にその正覚(しょうがく)を取ったというからには...
柳宗悦 「民藝四十年」
...保存というからには捨てておけばなくなる物でなければならぬが...
柳田国男 「雪国の春」
...ほかにこの苦しみを洩らす道が一つもありませんから……」「只愛する……というお言葉だけで妾は……」「こんな事を申し上げましたからには...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...我をはばめて大事の急用を遅滞さすからには...
吉川英治 「三国志」
...御出馬を仰ぐからには...
吉川英治 「平の将門」
...(人間と生れたからには――)うららかな春のそこここを歩いている参詣人や遊山(ゆさん)の客(きゃく)とは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...抱え入れたからには...
吉川英治 「夕顔の門」
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