例文・使い方一覧でみる「からっきし」の意味


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...野郎が有難い事を云ったってかんかん虫手合いは鼾をかくばかりで全然(からっきし)補足(たし)になら無えってんで...   野郎が有難い事を云ったってかんかん虫手合いは鼾をかくばかりで全然補足になら無えってんでの読み方
有島武郎 「かんかん虫」

...胸三寸と来ちゃからっきし乳臭(うぶ)なんだ...   胸三寸と来ちゃからっきし乳臭なんだの読み方
有島武郎 「かんかん虫」

...からっきし駄目(だめ)!何(なん)としても水(みず)に入(い)れさせる事(こと)が出来(でき)ないのさ...   からっきし駄目!何としても水に入れさせる事が出来ないのさの読み方
ハンス・クリスチャン・アンデルゼン Hans Christian Andersen 菊池寛訳 「醜い家鴨の子」

...とうとうその年の暮の商売もからっきし駄目なのでございます...   とうとうその年の暮の商売もからっきし駄目なのでございますの読み方
橘外男 「蒲団」

...今日はからっきしないわ...   今日はからっきしないわの読み方
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」

...だが自分としてはからっきし信念が持てないのです...   だが自分としてはからっきし信念が持てないのですの読み方
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」

...自分からこういうと口幅(くちはば)ったいようだが、日本広しといえども馬鹿囃子にかけちゃあ、当時下谷の長者町の道庵の右に出でる者があったらお目にかかる、この道庵の眼から見れば、お前たちの踊りなんぞは甘(あめ)えもので、からっきし、物になっちゃあいねえ」石の地蔵尊の台座の上に突立って、いつぞやの貧窮組の先達気取りで演説をはじめた道庵が、飛んでもないところへ脱線してしまいました...   自分からこういうと口幅ったいようだが、日本広しといえども馬鹿囃子にかけちゃあ、当時下谷の長者町の道庵の右に出でる者があったらお目にかかる、この道庵の眼から見れば、お前たちの踊りなんぞは甘えもので、からっきし、物になっちゃあいねえ」石の地蔵尊の台座の上に突立って、いつぞやの貧窮組の先達気取りで演説をはじめた道庵が、飛んでもないところへ脱線してしまいましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...わしも若い時分に、ちょいちょいあの男とは逢ったものだがね(註に曰(いわ)く、少々怪しいものだ)人物は、からっきし、おっちょこちょいで、大塩平八郎や、渡辺崋山あたりとも段違いさ...   わしも若い時分に、ちょいちょいあの男とは逢ったものだがねく、少々怪しいものだ)人物は、からっきし、おっちょこちょいで、大塩平八郎や、渡辺崋山あたりとも段違いさの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...からっきし子供なんだから...   からっきし子供なんだからの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...からっきし、どうも、人間もこうなっちゃ、みじめですぜ」「何でまたこんな田舎(いなか)へ流れ込んで来たのだい」「ちげえねえ、旦那のおっしゃる通りだ...   からっきし、どうも、人間もこうなっちゃ、みじめですぜ」「何でまたこんな田舎へ流れ込んで来たのだい」「ちげえねえ、旦那のおっしゃる通りだの読み方
夏目漱石 「草枕」

...どうもさっぱし、見境(みさけえ)のねえ女だから困っちまわあ」「御嬢さんが、どうとか、したところで頭垢が飛んで、首が抜けそうになったっけ」「違(ちげえ)ねえ、がんがらがんだから、からっきし、話に締りがねえったらねえ...   どうもさっぱし、見境のねえ女だから困っちまわあ」「御嬢さんが、どうとか、したところで頭垢が飛んで、首が抜けそうになったっけ」「違ねえ、がんがらがんだから、からっきし、話に締りがねえったらねえの読み方
夏目漱石 「草枕」

...からっきし訳の解らねえ人間で...   からっきし訳の解らねえ人間での読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...からっきしないよスパイ君...   からっきしないよスパイ君の読み方
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」

...おまけに剣術のほうはからっきしいけませんから...   おまけに剣術のほうはからっきしいけませんからの読み方
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」

...からっきし見えましねえだよ!」そう言った後でセリファンは...   からっきし見えましねえだよ!」そう言った後でセリファンはの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」

...からっきしそれには「芸」の何たるかが分っていなかった...   からっきしそれには「芸」の何たるかが分っていなかったの読み方
正岡容 「小説 圓朝」

...売れないんです、からっきし...   売れないんです、からっきしの読み方
正岡容 「初看板」

...からっきし意気地(いくじ)のないやつだなあ...   からっきし意気地のないやつだなあの読み方
宮沢賢治 「オツベルと象」

「からっきし」の書き方・書き順

いろんなフォントで「からっきし」


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