...奪い行かむと謀(はか)りたり...
泉鏡花 「活人形」
...少しも裸体をはにかむ様子がなかった...
江戸川乱歩 「悪霊物語」
...はにかむように微笑して言い...
太宰治 「人間失格」
...むかむか腹が立って来た...
太宰治 「パンドラの匣」
...確たる証拠をつかむまでは...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...或は垢染(あかじ)みた手拭を頬冠(ほおかむ)りのこともある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...寧ろ新政黨を創立するの便宜なるに如かむや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...唾液をのみこんで唇をかむ...
豊島与志雄 「慾」
...種々(くさぐさ)のそなへ物高成(ものたかな)して神祈(かむほぎ)に祈ぎ給へば...
中里介山 「大菩薩峠」
...隣家を訪ひ隣村に赴かむとする者...
原勝郎 「貢院の春」
...その成功をつかむためには...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...山高シヤツポを何故か稍あみだ風にかむり...
牧野信一 「熱海線私語」
...美貌の源氏が紫を染め出したころの白菊を冠(かむり)に挿(さ)して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...少女が前に跪(ひざまず)かむとしつ...
森鴎外 「うたかたの記」
...何かむごたらしい両性の差が...
吉川英治 「私本太平記」
...忘れるでねえぞ』草鞋(わらじ)をつけている息子を見ながら老母は鼻をかむのであった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「禿(かむろ)や...
吉川英治 「宮本武蔵」
...うす紅(べに)に葉はいちはやく萌え出でて咲かむとすなり山ざくら花花も葉も光りしめらひわれのうへに笑み傾ける山ざくら花かき坐る道ばたの芝は枯れたれやすわりてあふぐ山ざくら花うらうらと照れるひかりにけぶりあひて咲きしづもれる山ざくら花刈りならす枯萱山の山はらに咲きかがよへる山ざくら花...
若山牧水 「樹木とその葉」
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