...「こは神産巣日(かむむすび)の神の御子少名毘古那(すくなびこな)の神なり」と白しき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...頬冠(ほゝかむ)りに尻を端折(はしを)つて屋根を這ひ廻つてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...祠(ほこら)の影から頬冠(ほおかむり)した男がそっと出て来て...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...むかむかしました...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...それこそまったく雲をつかむようなものでした...
豊島与志雄 「お山の爺さん」
...お気にめしますかどうか」とすこしはにかむやうに皿のうへに眼をそらせてほほゑんだ...
中勘助 「銀の匙」
...寝に就かむとするに...
永井荷風 「断腸亭日乗」
......
野口雨情 「枯草」
...むかむかする心地だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...頬かむりから僅かにのぞいている眼と鼻のあたりに流れる汗を...
三好十郎 「おりき」
...すべすべした美しい皮をかむって来た...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...同じ色の帽子をかむり...
室生犀星 「童話」
...二重(ふたえ)に月照りて奇(く)しき露もてわれ等を濡らす所に行かむ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それから昔の中村(なかむら)...
柳田国男 「故郷七十年」
...ふかむらさき」やさしく女はいい...
山川方夫 「その一年」
...またはにかむやうな...
吉江喬松 「山岳美觀」
...床莚(ゆかむしろ)から首だけ擡(もた)げて云った...
吉川英治 「新書太閤記」
...わらわらと禿(かむろ)や新造(しんぞ)が小走りにそとまで来て...
吉川英治 「新・水滸伝」
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