...「葉茶屋」を「葉じや屋」と書かむとするものぞ...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...今ペンを擱かむとするに当り...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...自分の生活を深く/\穿ち行かむとする誠實も亦淺かつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...最後に車夫達がつかむ手を無理に振りはなして...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その鯉をいきなりつかむと...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...田植に行かむとにやあらむ...
大町桂月 「鹿島詣」
...照斑(てりふ)あをき冠毛(かむりげ)や...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...いつもなかに鏡の仕掛けのあるのを冠(かむ)つてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...なまなかのことでは抱きこめないお前さんだがね」「そんな大物(おおもの)でもねえさ」「砂馬だってお前さんの本心をつかむために...
高見順 「いやな感じ」
...そのとしの三月にも相州さまは極めて当然の或る御処置をなさつたにもかかはらず、それが他人の私共にさへ、なんだかむごく、憎らしく思はれ、たうとう和田さま御一族を激怒させ、鎌倉中が修羅の巷に化するほどの大騒動が起つてしまひました...
太宰治 「右大臣実朝」
...之に身を寄せ*アイデース住める冥府におり行かむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...まるっきり雲をつかむようなはなしなンで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...はたしてその人影が彼をこんなにむかむかさせたのか――それは彼自身にも判(わか)らなかったが...
本庄陸男 「石狩川」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...モンテーニュの隠棲論の真意を一そうよくつかむことができよう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ちんと手洟(てばな)をかむところなどはなかなかあくぬけがしていた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...それがなかなかむずかしかった...
横光利一 「馬車」
...山は冠(かむり)ヶ岳(たけ)とよぶ...
吉川英治 「神州天馬侠」
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