...何、かまうものか...
有島武郎 「星座」
...かまうもんかい...
高見順 「いやな感じ」
...へんにかまうからですよ」家内は...
太宰治 「畜犬談」
...見るからに貧しそうな仲間店(なかまうち)の奥に三十二円として飾ってあったのが眼にはいったので...
橘外男 「蒲団」
...何うかしてひとりをしつかりつかまうとしますからな」「本当ですよ...
田山録弥 「犬」
...かまうもんか! その代り...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...どうなろうとかまうもんかという気で...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...途中で死んだってかまうものか...
豊島与志雄 「手品師」
...「どうだってかまうものか」と彼女は言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...駿河の徳間峠にしてからが、甲州の猿橋の時にしてからが、覚えがありそうなもんじゃないか、ちっとは、あきらめがつきそうなもんじゃないか、世話の焼けた野郎じゃないか」「済まねえ……」「済むも、済まないも、わたしの知ったことじゃないよ」「かまわねえから、ほっといてくれ」「かまおうと、かまうまいと、お前の差図は受けない」と言いながら、お角は、とうとうがんりきの縄目を解いてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...酒屋でなくったってかまうものかと思った...
林芙美子 「新版 放浪記」
...風がぬるぬるしよる」「小便(こよう)がしたか」「かまうこたなか...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...誰も彼をかまう者はなかったからである...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...何もかまうもんか...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...鼻をかまうかしらと相談してと笑ふ...
森鴎外 「そめちがへ」
...「よせよせ、大九郎」才蔵(さいぞう)は、道ばたに寄(よ)って、その人数をわざとやり過(す)ごしてから、「大きな声をすると聞えるじゃないか」「聞えたって、なあに、かまうもんか...
吉川英治 「神州天馬侠」
...麦湯(むぎゆ)でも召上っておくんなさい』『かまうな...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...かまうこたあない! どうせ坐ってるのと...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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