...西洋人にかぶれたと云ふ痕跡(こんせき)が少い...
芥川龍之介 「東西問答」
...それがかわかないうちに鞭を持ったからかぶれたというんですが...
板谷波山 「美術学校時代の岡倉先生」
...実直な船員までがかぶれたに違いない...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...かぶれたのじゃないかしら...
太宰治 「皮膚と心」
...飛行機にたいする世人の熱狂にかぶれた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...竹中さんにかぶれたのかも知れない...
豊島与志雄 「早春」
...李永泰にでもかぶれたのかい...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...茂太郎にかぶれたところがあるようにも思われる...
中里介山 「大菩薩峠」
...それにかぶれたところもあると見なければなりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...「少し先生にかぶれたんでしょう」「碌(ろく)なかぶれ方をして下さらないのね」先生は苦笑した...
夏目漱石 「こころ」
...少し広田さんにかぶれたなと思った...
夏目漱石 「三四郎」
...共産主義にかぶれたわけでもない...
野村胡堂 「胡堂百話」
...漆にでもかぶれたらしく...
久生十蘭 「キャラコさん」
...いわゆる個別祈願の流儀にかぶれたものらしい...
柳田国男 「年中行事覚書」
...朝食をアサガリという語にかぶれたものと思う...
柳田国男 「木綿以前の事」
...岡安さんにかぶれたんじゃあない...
山本周五郎 「さぶ」
...自警団やその他のやり口にかぶれたものかどうか知らぬが...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...だいぶ江戸ふうにかぶれたところがある...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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