...蟹の猿を殺したのも多少は流行の危険思想にかぶれたのであろうと論断した...
芥川龍之介 「猿蟹合戦」
...西洋人にかぶれたと云ふ痕跡(こんせき)が少い...
芥川龍之介 「東西問答」
...かの印度思想にかぶれた者は...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...それがかわかないうちに鞭を持ったからかぶれたというんですが...
板谷波山 「美術学校時代の岡倉先生」
...西洋人はかぶれたかどうか知らないけれども...
板谷波山 「美術学校時代の岡倉先生」
...外国の文化にかぶれたものが...
寺田寅彦 「異質触媒作用」
...飛行機にたいする世人の熱狂にかぶれた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まっ先にかぶれた者のうちの一人だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...竹中さんにかぶれたのかも知れない...
豊島与志雄 「早春」
...それにかぶれたところもあると見なければなりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...たしかに幾分清澄の茂太郎にかぶれたものなんでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕もそれにかぶれた末輩の一人なんですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...「少し先生にかぶれたんでしょう」「碌(ろく)なかぶれ方をして下さらないのね」先生は苦笑した...
夏目漱石 「こころ」
...少し広田さんにかぶれたなと思った...
夏目漱石 「三四郎」
...まったくわれわれの国風にかぶれたのであります...
柳田國男 「日本の伝説」
...いわゆる個別祈願の流儀にかぶれたものらしい...
柳田国男 「年中行事覚書」
...朝食をアサガリという語にかぶれたものと思う...
柳田国男 「木綿以前の事」
...自警団やその他のやり口にかぶれたものかどうか知らぬが...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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