...西洋人にかぶれたと云ふ痕跡(こんせき)が少い...
芥川龍之介 「東西問答」
...実直な船員までがかぶれたに違いない...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...外国の文化にかぶれたものが...
寺田寅彦 「異質触媒作用」
...飛行機にたいする世人の熱狂にかぶれた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...竹中さんにかぶれたのかも知れない...
豊島与志雄 「早春」
...李永泰にでもかぶれたのかい...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...あなたにかぶれたのかも知れませんわ...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...茂太郎にかぶれたところがあるようにも思われる...
中里介山 「大菩薩峠」
...清澄の茂太郎にかぶれたものと見ておけばよい...
中里介山 「大菩薩峠」
...それにかぶれたところもあると見なければなりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...たしかに幾分清澄の茂太郎にかぶれたものなんでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕もそれにかぶれた末輩の一人なんですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...いくぶん彼にかぶれたのかも知れぬが...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...ある時は三韓また或時は支那という風に大分外国の文化にかぶれた時代もあるでしょうが...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...少し広田さんにかぶれたなと思った...
夏目漱石 「三四郎」
...共産主義にかぶれたわけでもない...
野村胡堂 「胡堂百話」
...いわゆる個別祈願の流儀にかぶれたものらしい...
柳田国男 「年中行事覚書」
...朝食をアサガリという語にかぶれたものと思う...
柳田国男 「木綿以前の事」
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