...蟹の猿を殺したのも多少は流行の危険思想にかぶれたのであろうと論断した...
芥川龍之介 「猿蟹合戦」
...西洋人にかぶれたと云ふ痕跡(こんせき)が少い...
芥川龍之介 「東西問答」
...しゅッー吸殻の無我むくむくとした柳は夕闇を密造する磨りつくされ墨の暗黒童貞の間に華やかな夢を食べる飯食ふことに人生を浪費する神秘てふ永遠の憑きものに憑かれる海の蒼さは太陽の認識不足だ地上が太陽の思想にかぶれた...
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...飛行機にたいする世人の熱狂にかぶれた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まっ先にかぶれた者のうちの一人だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...新聞雑誌の議論にかぶれたる新しき女の...
永井荷風 「桑中喜語」
...茂太郎にかぶれたところがあるようにも思われる...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕もそれにかぶれた末輩の一人なんですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...いくぶん彼にかぶれたのかも知れぬが...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...ある時は三韓また或時は支那という風に大分外国の文化にかぶれた時代もあるでしょうが...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...「少し先生にかぶれたんでしょう」「碌(ろく)なかぶれ方をして下さらないのね」先生は苦笑した...
夏目漱石 「こころ」
...共産主義にかぶれたわけでもない...
野村胡堂 「胡堂百話」
...漆にでもかぶれたらしく...
久生十蘭 「キャラコさん」
...まったくわれわれの国風にかぶれたのであります...
柳田國男 「日本の伝説」
...いわゆる個別祈願の流儀にかぶれたものらしい...
柳田国男 「年中行事覚書」
...朝食をアサガリという語にかぶれたものと思う...
柳田国男 「木綿以前の事」
...岡安さんにかぶれたんじゃあない...
山本周五郎 「さぶ」
...自警団やその他のやり口にかぶれたものかどうか知らぬが...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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