...彼自身莫迦莫迦(ばかばか)しくなつたからである...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...全くばかばかしいの一語につきますよ...
海野十三 「地球要塞」
...地上に出ているのだ」「そんなばかばかしい夢みたいなことが……」「全く...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...鞄(かばん)一つ持って旅に出て...
太宰治 「小さいアルバム」
...悦子が応接間へ鞄(かばん)を置くと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「そんな馬鹿々々(ばかばか)しいことはいやですよ...
ロオド・ダンセイニ 菊池寛訳 「兎と亀」
...逝かば終らむ身の一世ほだしはいかにつらくとも久しかるべき命(めい)ならず...
土井晩翠 「天地有情」
...話の空疎なばかばかしさに気づいて...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...大きな箱かあるいは小さな鞄(かばん)みたような何か四角な包みを持っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...はかばかしい返事もしないし...
中里介山 「大菩薩峠」
...お糸の態度は明かに金次郎を庇(かば)つてゐるに違ひありませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...きまった日に仲のいいわずかばかりのお友達と訪ねあったり……...
久生十蘭 「キャラコさん」
...はかばかしく返事をしないので...
火野葦平 「糞尿譚」
...或ひはなかば開かれ...
堀辰雄 「旅の繪」
...なかば間違いであれと願った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...そのころ若林蔵(わかばやしかんぞう)子を始めとして当時の速記界の第一流人が挺身...
正岡容 「我が圓朝研究」
...樺(かば)の木の生えた小山を二つ越(こ)えてもまだそれほどに近くもならず...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...酒のなかばで綱宗が...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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