...とんでもない誤訳をやりかねない...
芥川龍之介 「保吉の手帳から」
...かえって自分の見縊(みくび)った先任者よりも烈(はげ)しい過失を犯しかねないのだから...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...此上セガむと平次は花見の入費に女房の身の皮を剥(は)ぎかねないのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...国際赤十字に頼らなければならないようなことにもなりかねない...
久生十蘭 「ノア」
...ちょっとした言葉が災いになりかねない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...母国の合衆国を含む全世界の大英王国を破滅させかねない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...これ以上の有力武器を使いかねない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...僕だって疑いかねない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...同様に考えかねないことは...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...機会があれば、警告しかねない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...後先(あとさき)も考えずうっかりこの水を飲みかねない者がいる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...「ペットのコブラに誤って噛まれた」というのが検死陪審の裁定になりかねない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...おいしいごちそうになりかねないし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...ひどいことをしかねない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...本当にやりかねないようすでした...
山本周五郎 「さぶ」
...後見職になにか越度(おちど)があったという証明にもなりかねない」――いかにも...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...使いようによっては雅楽頭の進退にかかわりかねない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...青洟(あおばな)を垂らしかねない芋(いも)の子...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索