...そのころの小説に対する自信もかなりの程度のものであった...
石原純 「左千夫先生への追憶」
...そのなかには人間の知識の要約がふくまれていると信じていた――じっさいかなりの程度までその通りであるが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そこではかなりの程度まで競争が行われる...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...そうして少なくも有声映画に特有な一つの新しい可能性を指摘する点においてかなりの程度まで成効したものと思われる...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...これも一つのかなりの程度まで考慮さるべきアイテムとなるべきものかもしれない...
寺田寅彦 「自由画稿」
...またいろいろな公式をかなりの程度まで暗記して...
寺田寅彦 「数学と語学」
...しかし一つの曲に修熟してその和音や旋律を記憶して後にそのレコードの音を専心に追跡しあるいは先導して行く場合にはかなりの程度までこの選択ができるように思われる...
寺田寅彦 「蓄音機」
...多くの場合にわれわれは彼の言わんと欲するところをかなりの程度まで確かに具体的に捕えうるように思う...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...かなりの程度まで数量的に現わすことが出来るようになる...
中谷宇吉郎 「鼠の湯治」
...かなりの程度まで信用すべき値であるということになっている...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...実際上かなりの程度に適中するようである...
中谷宇吉郎 「雪」
...そしてそれはかなりの程度まで成功している...
中谷宇吉郎 「雪を降らす話」
...ギリシアの自由市民の間にかなりの程度で働いたことであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...生活資料の何らかの急激な増大によってこれらの妨げがかなりの程度除去された時には...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...貧民の上の階級はなおかなりの程度の相対的優越を保持し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...かなりの程度まで独断専行を許されるものである...
三好十郎 「アメリカ人に問う」
...私がかなりの程度まで信頼しているがゆえにしたことですから...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...かなりの程度までアメリカの圧力の下にあるのですから...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
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