...静かな麦畑の彼方(かなた)から水の音がする...
石川啄木 「鳥影」
...ううーッと闇のかなたでうなるだけで...
海野十三 「恐竜島」
...アイネーアースまたかなた...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...耐えきれなくなる日が来たらどうしようたとえ君が小鳥のようにひろげた手で死のかなたからなだめようとしても恥じらいやすいその胸でいかに優しくおさえようとしてもわれわれの心に灼きついた君の屍体の屈辱が地熱のように積み重なり野望にみちたみにくい意志の威嚇(いかく)によりまた戦争へ追いこまれようとする民衆のその母その子その妹のもう耐えきれぬ力が平和をのぞむ民族の怒りとなって爆発する日が来る...
峠三吉 「原爆詩集」
...それはラインの彼方(かなた)には見られないことだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かなた山の向こうにそれがあること...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして今日という暗澹(あんたん)たる此方(こなた)の境から花やかな昨日という彼方(かなた)の境を打眺めて見ると...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...しかるに――不思議なことには!――彼女の大きな光ある眼(まなこ)は、下の方の彼女の最上の輝かしき希望の埋められているあの墓に向けられてはいなくて――ずっと違った方向に注がれていた! 旧共和国の牢獄(ろうごく)は全ベニス中でも最も堂々たる建物であると予は思う、――が、どうしてその貴婦人は、彼女の下に一人子が息づまりつつ横たわっている時に、その建物をそのようにじっと見つめていることができたのであろうか? それに、かなたの暗い、陰鬱(いんうつ)な壁龕(へきがん)は、彼女の部屋の窓にちょうど向いあって口を開いているのだ...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
......
三好達治 「一點鐘」
...かなたの實に逢ひて直に起ると殊にて...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...水の彼方(かなた)の国だけでそれほどにも貴重であったというところに...
柳田国男 「海上の道」
...且つ見れば彼方(かなた)向く時黄色にて...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...使者の間へ通りましたときは彼方(かなた)のお小姓部屋で鈴を振って...
吉川英治 「上杉謙信」
...やがて一つの沢窪(さわくぼ)を隔てた彼方(かなた)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼方(かなた)から急いで来る一騎を待っているものらしく...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼方(かなた)にどよめいている明智勢にたいして...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼方(かなた)の水際(みずぎわ)に床几(しょうぎ)をすえて...
吉川英治 「新書太閤記」
...その小さい影が彼方(かなた)に立ちどまって...
吉川英治 「宮本武蔵」
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