...自分が綺麗かどうかをちよいと試したりするのでした...
アポリネエル Guillaume Apollinaire 堀辰雄訳 「青い眼」
...其の同窓等が一かどの科學者として宗教其の者の存在をすら疑はうとして居る間に...
有島武郎 「半日」
...しかし幽霊でも己(おれ)が一廉(いっかど)の世話をしてやったから...
泉鏡花 「活人形」
...それにしても川のあるところへなんかどうして行ったのだろう...
相馬泰三 「六月」
...貧苦に打ち克(か)ちひと廉(かど)の名人となる程の者は生れつきから違っているはず根(こん)と熱心とばかりでは行かぬあの子は厚かましいだけが取柄(とりえ)で芸の方はさして見込みがあろうとも思えず貧を憐んで下されなどとは己惚(うぬぼ)れも甚しい...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...その「大資本の株式会社」とは一体資本主義の意味に於ける株式会社であるのかどうか...
戸坂潤 「読書法」
...このまま放置しておいてよいかどうか...
豊島与志雄 「囚われ人」
...いまだ電車なき世なりしかどその夜(よ)われは一人下谷(したや)よりお茶の水の流にそひて麹町までの道のりも遠しとは思はず楽しき未来の夢さまざま心の中(うち)にゑがきつつ歩みて家に帰りぬ...
永井荷風 「書かでもの記」
...前祝(まえいわい)に角(かど)の酒屋で買うて来ました...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...正当な判断であるかどうかは問題である...
野上豊一郎 「パリの地下牢」
...この辺の飲屋を門並(かどな)み荒して歩いていますよ」「そいつを探してみようじゃないか」「わけはありません」二人はそれから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それ以外にこの事件として背後にどういうことがあったかどうか...
前田多門 「「人間宣言」のうちそと」
...顔がつるんとしたようで撫で肩かどうかしらないけれども...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...このヴィットシェーヴレの古いお城(しろ)を見物させてもらえるかどうか...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...昌吉が加勢するかどうかはわからないが...
山本周五郎 「さぶ」
...腰でもぬかしやしないかどうか...
山本周五郎 「七日七夜」
...念仏をひろめ賜うために立って今朝は教化(きょうげ)の旅の門出(かどで)――)と信じているので...
吉川英治 「親鸞」
...女など誘拐(かどわか)して来たかと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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