...ちょうどこの辻の向角(むこうかど)に...
泉鏡花 「怨霊借用」
...あの男のことなんかどつちでもかまはないが...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...それが怪人物であるかどうか...
海野十三 「爆薬の花籠」
...君はそういう恐怖心が強いかどうかと訊ねるのさ」「アア...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...それがまったく同じ型かどうかを...
江戸川乱歩 「影男」
...坊やが」「我鬼なんかどうでもいい...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...暫くたつてみないと本当によく書けたかどうか...
谷崎潤一郎 「「細雪」回顧」
...彼は念のためこの角(かど)に立って...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...人間は角(かど)があると世の中を転(ころ)がって行くのが骨が折れて損だよ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...なかなかどうして旅嫌いどころではなく...
額田六福 「解説 趣味を通じての先生」
...お前は裏木戸を覗いたそうだが――」「それを申上げようかどうしようか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...はじめはむろん妹が部屋のなかが万事ちゃんとしているかどうかを検分したが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...それとても確かに月であるかどうか...
久生十蘭 「魔都」
...親の代(よ)に至りて家道(かどう)俄(にわか)に衰(おとろ)え...
福田英子 「妾の半生涯」
...――その人達がまだ来ていないかどうかと...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...鱶捕(ふかど)りの短導火線弾(ハヤクチ)を四ツ五ツと...
夢野久作 「爆弾太平記」
...だがこの私ひとりにとって明瞭なこともどこまでが現実として明瞭なことなのかどこでどうして計ることが出来るのであろう...
横光利一 「機械」
...鳥の立つような退去をみかどにせまるのじゃ...
吉川英治 「私本太平記」
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