...かつまた蟹の仇打ちはいわゆる識者の間(あいだ)にも...
芥川龍之介 「猿蟹合戦」
...且又(かつまた)茂吉は詩歌に対する眼をあけてくれたばかりではない...
芥川龍之介 「僻見」
...かつまた美妙と二葉亭との文体は等しく言文一致であっても著るしい語系の差異がある...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...かつまた全体にわたりて四...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...かつまた正義感に強いことを知ってられるはずだ...
海野十三 「海底大陸」
...――中央部はほとんど平坦にちかく、池の輪郭は決して規則的ではなく、かつまた、最大縦線も最大横線も入江までこめて計ったのにもかかわらず...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...かつまた二商品のそれぞれの市場価格の決定の問題の解法を...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...三六 かつまた、人間による物の専有すなわち社会の人々の間における社会的富の分配は、道徳的事実であって、産業的事実ではない...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...かつまたクリストフは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かつまた山高帽は丈夫にて雨にあたりても形崩れず...
永井荷風 「洋服論」
...かつまた上京するときの目的がはなはだ明らかならぬゆえ...
新渡戸稲造 「自警録」
...かつまた政府はすでに国民の総名代となりて事をなすべき権を得たるものなれば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...実言うとそれを従来のようにタチバナといっては極めて悪くかつまた混雑誤解を招く基をなすものである...
牧野富太郎 「植物記」
...かつまたどの地方でも勝手に好むものを作っているのではない...
柳宗悦 「蓑のこと」
...かつまた、大部隊の弱点として、なだれ出すと、自己混乱をも巻きおこし、それに刈藻(かるも)川やら蓮池の湿地帯をうしろにしていたので、一万以上の人馬がすべてその秩序をうしなってしまい、会下山から蓮池まで、見る見るたくさんな犠牲を諸所に捨てたものだったろう...
吉川英治 「私本太平記」
...かつまた当夜、宋江が婆惜を刺した短刀をも提示して、「知事...
吉川英治 「新・水滸伝」
...すでに、なんじの女房と番頭の李固から夙(つと)に訴状も出ており、かつまた、なんじの書斎より常々反逆の意をふくむ一詩も見つけ出されてある」「あいや、仰せですが、それはてまえの作った詩でなく、偽易者めが、先にわが家を訪れたときに、たまたま書きおいてまいったもので」すると後ろで李固が、へへへへと、声をころすようなわざと笑いをもらしていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...かつまた同一額の資本を用いてこの土地が一...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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