...君は素足にかちんかちんに凍った兵隊長靴(ながぐつ)をはいて...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...ひとりで退屈まぎれに火箸(ひばし)の曲ったのを直そうと思ってかちんかちん火鉢のふちにたたきつけていたら...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...あるいは中庭を隔てて遠くからかちんかちんという金物の音が聞えたり...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...一生懸命にかちんかちんやっています...
豊島与志雄 「香奠」
...なんだつて青銅の火鉢へかちんかちんと煙管を叩きつけるんだもの...
水野仙子 「四十餘日」
...かちんかちんと葉と葉がすれあって音をたてたようにさえおもわれ...
宮沢賢治 「鹿踊りのはじまり」
...かちんかちんと葉(は)と葉(は)がすれあつて音(おと)をたてたやうにさへおもはれ...
宮澤賢治 「鹿踊りのはじまり」
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