...何にかたどったものか知らぬがただ面白い...
高浜虚子 「丸の内」
...シナの庭園も本来は自然にかたどったものではあろうが...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...四隅(すみ)に徳をかたどった飾りのついてる台石の上に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...変な風に森をかたどったものであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...神の子羊をかたどったお菓子を両手に持ちきれないほどたくさんもらいました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...これは茂林寺名物の分福茶釜(ぶんぶくちゃがま)をかたどったもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...ついには燕(つばめ)の尾にかたどった畸形(きけい)まで出現したが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...出身地の地名をかたどった盛り場となり...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...その中に頭骨をかたどった石があった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...遊里歓会をかたどった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...又は医学上の説明にかたどった肉体...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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