...指貫のりんに至るまでかたくななることかぎりなし」と罵りたる...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...何かかたくなな女のような感じのする琴があるものだが...
岩本素白 「六日月」
...かたくなな自尊心が...
梅崎春生 「黄色い日日」
...博士のかたくなな性格は...
海野十三 「超人間X号」
...或男はイエスの懐に手を入れて二つの創痕を撫でてみた一人のかたくなな彫刻家は万象をおのれ自身の指で触つてみる水を裂いて中をのぞき天を割つて入りこまうとするほんとに君をつかまへてからはじめて君を君だと思ふ彫刻家が君をつかまえるという時...
高村光太郎 「触覚の世界」
...こんな時にはかたくななジュセッポの心も...
寺田寅彦 「イタリア人」
...空中に漂っている宗教的息吹がもっともかたくなな者をもやわらげることができた...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...かたくなでございますから――」「かたくななのは...
直木三十五 「南国太平記」
...かたくなな先生は...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
......
槇村浩 「青春」
...第一の精霊女子(オナゴ)のかたくななのは興のさめるものじゃ...
宮本百合子 「葦笛(一幕)」
...かたくなな姑の伊勢子の顔がまざまざと甦った...
「海流」
...かたくなな翼を※(つむ)の形にたたむで...
三好達治 「測量船」
...眠元朗は心のかたくななのに暫(しば)らく沈みこんでいた...
室生犀星 「みずうみ」
...1555歓楽の暗示をさえかたくなな批評で打ちこわし...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...かたくななる心と慾を制する力とに帰して...
森鴎外 「舞姫」
...どんなにかたくなな心でも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あのかたくなな父さえ...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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