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淺井洌 「県歌 信濃の国」
...稼(かせぎ)の繰廻しがどうにか附いて...
泉鏡花 「歌行燈」
...ある意味における地者稼(じものかせぎ)の冠たる大家...
泉鏡花 「婦系図」
...小遣銭かせぎの牛車をひき出して行ったのも彼女にとって癪でならなかった...
犬田卯 「錦紗」
...わたしが諾威(ノルウェイ)へ旅稼(たびかせぎ)に行ったでしょう...
ストリンドベルヒ August Strindberg 森鴎外訳 「一人舞台」
...乗車賃をかせぎためた人間はたしかに結局は乗ることができよう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それは詩人のほんとのかせぎだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...こんな夜かせぎに出なくちゃならなくなってしまった...
太宰治 「春の盗賊」
...此村から外国(がいこく)出稼(でかせぎ)に往った者はあまり無い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その実は琉球屋敷の手すきに錦町(にしきちょう)辺の高等下宿へもかせぎに行くといふ事なりしが...
永井荷風 「桑中喜語」
...その日かせぎのお駄賃取りなんだろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...残酷な日傭稼(ひようかせぎ)の苦も忘れられる...
ゲオルヒ・ヒルシユフエルド Georg Hirschfeld 森林太郎訳 「防火栓」
...この伯父さんが泥棒でかせぎためたすばらしい遺産があるのだがなあ!――そして...
槇村浩 「長詩」
...どうしても現金かせぎが必要であつた...
宮地嘉六 「老残」
...さもないとYという人が自動車をつまりは自分のかせぎのために使うということになるのだそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...けちけちした原稿かせぎの憂目にはさういふだいまいの餘裕はなかつたのだ...
室生犀星 「巷の子」
...あまりかせぎすぎると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...まるで道中かせぎの悪者みたいに...
吉川英治 「新書太閤記」
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