...義雄にかじりついて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...窓にかじりついて...
海野十三 「怪塔王」
...天体望遠鏡にかじりついてばかりいて他のことは何にもしないために...
海野十三 「崩れる鬼影」
...小林の右手にかじりついて...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...その両側の岩壁にかじりついて...
辻村伊助 「登山の朝」
...連れの男の首玉にかじりついて...
寺田寅彦 「田園雑感」
...その炬燵に彼女がいつもかじりついているように...
豊島与志雄 「春盲」
...大地を蹴ると一気に平次の首っ玉にかじりついて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...石にかじりついても...
野村胡堂 「眠り人形」
...岩にかじりついても学校だけは出た方がいいといってききません...
林芙美子 「お父さん」
...恭ちゃんも節ちゃんも凸坊も火鉢にかじりついていた...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...それ以下の人間がウンスウンスと机にかじりついている間にしか行わないことを行い得るということ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それにかじりついて泣く)こらえてくだせえ...
三好十郎 「樹氷」
...その若いガチョウの首(くび)っ玉(たま)にかじりついて...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...石にかじりついても……」伊緒は義弟のはげしい眼をみつめ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...法則ばかりにかじりついているヨーロッパ人には...
横光利一 「上海」
...鷲の背(せ)なかへかじりついてしまった……二かくて巨大(きょだい)な黒鷲(くろわし)の背には...
吉川英治 「神州天馬侠」
...半分もぐりこんだまま縁(えん)の下の土台(どだい)にかじりついて...
吉川英治 「神州天馬侠」
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