...公今干戈を動かさむとす...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...けふは莫迦寒(ばかさむ)いから...
芥川龍之介 「一塊の土」
...どうしても経費がかさむ...
上村松園 「思ひ出」
...泣きつらをごまかさむとて四十人一ときあまり共に踊れり踊りうる原田なにとて輪に入らぬ泣きつらなせそわかるるきはに輪に入りて踊らでひとり泣くもののある故足の亂るるにこそ全く狂亂の體で踊りました...
江南文三 「佐渡が島を出て」
...宿料の方はかさむ一方だった...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...人をおどかさむとする神官の惡戯なるべし...
大町桂月 「冬の榛名山」
...広告費のかさむために...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...それだのに借金はかさむばかり...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...いわば生活費がかさむのである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...額は少々かさむがね」俺は上海行きを決意した...
高見順 「いやな感じ」
...何かさむざむとへばりついているのが...
太宰治 「新郎」
... 165彼等の不信いきどほり黒暗々のアイギスを彼等すべてに動かさむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
......
林芙美子 「放浪記(初出)」
...うちは臨時費がかさむのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...迂濶(うくわつ)なる批評家をおどろかさむとしたる蹟(あと)...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...迷惑のかさむばかり...
吉川英治 「宮本武蔵」
...長居するほど迷惑はかさむし...
吉川英治 「宮本武蔵」
...病人のために不断よりは余計に費用がかさむのだ...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
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