...なぜ彼等が剛情(ごうじょう)を張るのかさっぱり理解が出来なかった...
芥川龍之介 「おぎん」
...時々かさっと地に落ちた...
有島武郎 「カインの末裔」
...よく申して居りましたですのよ」何を言っているんだかさっぱり判らない...
梅崎春生 「風宴」
...さて何のことだかさっぱり見当がつかない...
海野十三 「太平洋魔城」
...僕には何が何だかさっぱり訳が分りません」「御尤(ごもっと)もです」河野は恐縮し切っていいました...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...どうしたんだかさっぱり訳らなかったんです...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...なにがなんだかさっぱりわけがわからないながら...
高見順 「如何なる星の下に」
...何かさっと動く黒い影が...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...私にはどうやったのかさっぱり...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...何が何だかさっぱり解らなくなって来る...
徳田秋声 「新世帯」
...一体どんな男が狂喜したのかさっぱり分らない...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...身心も何だかさっぱりして...
中里介山 「大菩薩峠」
...「どこかさっぱりした家(うち)を探して下宿でもしたら好いでしょう」「いえ部屋の事ではないので...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...物外(ぶつがい)に超然(ちょうぜん)としているのだかさっぱり見当(けんとう)が付かぬ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...三人が誰だかさっぱり分からなかったが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...女友達は何が起こっているかさっぱり知りまへん...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...飾ったものなんかさっさと仕舞い込んで仕舞う...
宮本百合子 「秋風」
...眼には見えないがわれわれの頭には月桂樹の冠が巻かさっているんだ...
山本周五郎 「陽気な客」
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