...指先にかさかさしたものが触った...
海野十三 「地球発狂事件」
...そのかさかさした葉でほほ笑み...
薄田泣菫 「独楽園」
...かさかさした塊となって...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...かさかさした顔に寝白粉を塗って...
徳田秋声 「足迹」
...かさかさした間に合わせの普請(ふしん)で...
徳田秋声 「縮図」
...かさかさした雪をふみしだく蹄鉄(ていてつ)が...
フョードル・ドストエフスキー 神西清訳 「キリストのヨルカに召された少年」
...いやに冷たいかさかさした掌(てのひら)だったが...
豊島与志雄 「反抗」
...脂っ気のないかさかさした指から徐かに指ぬきをはずしながら...
矢田津世子 「神楽坂」
...その感動には何やら乾いたかさかさしたものが交っていて...
矢田津世子 「父」
...ひどく乾いたかさかさした声で...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...脂気のぬけたかさかさした皮膚...
山本周五郎 「柳橋物語」
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