...炉(ろ)のかこいの金具(かなぐ)のうえにおいてあった...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...ふしぎそうに、人形のひざから、もものほうへ、手でさわっていきましたが、びっくりしたように、かこいのそとへ、とび出してきました...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...一方のかこいのなかには...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...大仏の姿が屋根にもかこいにもなるが...
高村光雲 「佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし」
...まさかこいさんに対してそんなことを考えていようとは思えなかったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...母屋の旦那はどう云う訳かこいさんと云うものを余程悪く取っているので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...かこい内はともしくらく候えども...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...病妻にもたらし帰りし貯林檎(かこいりんご)の籠(かご)をみじんに踏み砕き...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...拝殿神殿の神域をかこい...
豊島与志雄 「オランウータン」
...お馬御囲(おかこい)場の野馬の追込み...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「『最上』なんかこいつにくらべたら...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
......
宮沢賢治 「疾中」
...かこいの笠木塀(かさぎべい)を越えると...
山本周五郎 「桑の木物語」
...回船問屋をしている老人のかこい者で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...朝顔(あさがお)のかこいのように縦横(たてよこ)に組(く)まれた丸太足場(まるたあしば)で...
吉川英治 「神州天馬侠」
...幕をもって壁をかこい...
吉川英治 「新書太閤記」
...この間寮(りょう)へ手形を貰いに来た森啓之助のかこい女(もの)だろうと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そして両手で口をかこい...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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