...そのうちいくまいか大きなかけらもあって...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...瀬戸(せと)のかけらも影(かげ)を散(ち)らした...
泉鏡太郎 「十六夜」
...大きな籠の中からとり出すのはつるのこはれた鐵瓶や錆の出たブリキ製の御飯蒸しかうやくを澤山張つた埃だらけな硝子のかけらもう日が暮れるのに家中明け放しの中でどう仕末がつくことと思はれる冷たいがらくたを一手に引受けて一々選り分け仕末する...
千家元麿 「自分は見た」
...十月廿二日晴れきつて雲のかけらもない...
種田山頭火 「其中日記」
...その時の礦石のかけらも残つちやゐませんよ」「坑には入つてみたんかね...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...彼にはユーモアのかけらもなかったので...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...一かけらも配給しなくても...
中谷宇吉郎 「琵琶湖の水」
...二千ポンドの大金を払うぞ……」ハントの言葉には敬意のかけらもない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...敬意のかけらもなく...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...自尊心のかけらもない父だったとは...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...高慢のかけらもなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...人間性のかけらもない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...今や遠慮のかけらもない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...喜びの明るい色のひとかけらもない...
三好十郎 「冒した者」
...現代がそのために力闘している中心的な課題に向って演劇の光線を当てて眺めようとするようなエッセイの半かけらも...
三好十郎 「恐怖の季節」
...感情のかけらもない口ぶりで云った...
山本周五郎 「季節のない街」
...理知のかけらもない兇暴な生き物との対決を否みようなくはッとさとって...
吉川英治 「私本太平記」
...町のかけらも見当りはしない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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