...この服はわたしににあってるかね?」王さまはかがみの前でくるっと回ってみせました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 大久保ゆう訳 「はだかの王さま」
...おらな寿命が縮まるようだったわ」中(なか)しきりの鏡戸(かがみど)に...
伊藤左千夫 「春の潮」
...人の亀鑑(かがみ)となるべき人であったからである...
上村松園 「税所敦子孝養図」
...早速かがみ込んで...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...伏葦(ふしあし)の臂のひかがみ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...馬の膝膕部(ひざかがみ)の腱に...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...少し前かがみになって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かがみや、たまや、みつるぎは、どこでおもとめになったのか不思議だ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...青梅線の中上(なかがみ)へ...
久生十蘭 「春雪」
...構いませんか」女が笑ってかがみ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...すすり泣きながら、死体にかがみ、耳をオブレディの胸につけた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...(三月二十八日)『明星』所載落合氏の歌いざや子ら東鑑(あずまかがみ)にのせてある道はこの道はるのわか草この歌一読...
正岡子規 「墨汁一滴」
...前かがみになって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...『東鑑(あずまかがみ)』建久四年六月十八日故曾我十郎が妾(大磯の虎除髪せずといえども黒衣袈裟(けさ)を着す)箱根山の別当行実坊において仏事を修し(中略)すなわち今日出家を遂げ信濃国善光寺へ赴く時に年十九とある...
南方熊楠 「十二支考」
...「君にもし心たがはば松浦(まつら)なるかがみの神をかけて誓はんこの和歌は我輩の偽らない感情がうまく表現できたと思います」と監は笑顔(えがお)を見せた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...巧みを加えずとも自然に御鏡(おかがみ)の形に成るのだが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...そして、前かがみに、暗い町を急ぎ足に戻って行く...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...茶室の路地にかがみ込んで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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