...浮かない顔色(かおいろ)を改めなかった...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...「じゃわしもさわろうか?」やっと安心した良平は金三の顔色(かおいろ)を窺(うかが)いながら...
芥川龍之介 「百合」
...よほど顔色(かおいろ)がわるかったか...
伊藤左千夫 「老獣医」
...その面色(かおいろ)は蒼白(そうはく)で...
海野十三 「振動魔」
...面色(かおいろ)も或は異様なりしなるべし...
関寛 「関牧塲創業記事」
...顔色(かおいろ)は蒼白(あおじろ)く...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...おくがたのおかおいろがかわったと申すことでござります...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...主人の貌色(かおいろ)に気をつけても...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...あのお面色(かおいろ)...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時に面色(かおいろ)は蒼ざめていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...お話を承りたいと存じます」「はい……」お絹はどこまでも殊勝な面色(かおいろ)と...
中里介山 「大菩薩峠」
...女房の顔色(かおいろ)見てなんかいたら...
火野葦平 「花と龍」
...何方(どっち)が負けそうなと云(い)う事は双方の顔色(かおいろ)を見て能(よ)く分(わか)るから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...島安太郎が顔色(かおいろ)を変えて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「お前は眠っている間に大そう顔貌(かおいろ)が変った...
室生犀星 「みずうみ」
...女は死人(しにん)のような顔色(かおいろ)になって...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...容色(かおいろ)を変えて...
吉川英治 「三国志」
...その顔色(かおいろ)で相手の肚(はら)を読みとおした...
吉川英治 「神州天馬侠」
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