...人間の顔の四倍ぐらいに拡大したようなもの――それは見たことのない動物の顔をお面につくったものであった――が...
海野十三 「怪星ガン」
...仮装のお面をぬいで上にあげ...
海野十三 「火星兵団」
...風呂敷の間から、キラリと光って見えたのは、確かに、金製のお面だ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...お面をとってくれ...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...白赤だんだらのとんがり帽子をかぶった西洋道化師の土でできたお面です...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...取るに足らぬ猿のお面そっくりで...
太宰治 「虚構の春」
...お面(かお)もよそながら拝んでいる...
中里介山 「大菩薩峠」
...お面(かお)つきや...
中里介山 「大菩薩峠」
...今晩もお面のようにお白粉をつけて...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...あるいは口調をよくして「学校はいらぬ子供のすてどころ」といわばなお面白からん...
福沢諭吉 「教育の事」
...得体の知れない西洋風のお面を頭の上にのせてゐる酔つた人が...
牧野信一 「お蝶の訪れ」
...春ちやんをハラハラさせてやり度いと思つてゐた自分は豆腐屋の三公に大将のお面を三枚もやつて「あたいに殺されないか...
牧野信一 「蚊」
...「大将のお面でなけりや厭だと云つてどうしても諾かなかつたのですが...
牧野信一 「蚊」
...いざといへば忽ち木刀のお面を喰はすべく身構へてゐるのだ...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...進ちやんは顔にお面をかぶつてゐました...
槇本楠郎 「母の日」
...お面を脱げば河はうしろに消え...
室生犀星 「末野女」
...はんにゃのお面そっくりだな...
山本周五郎 「季節のない街」
...「おかめ」と「ヒョットコ」と「天狗」のお面であります...
夢野久作 「鼻の表現」
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