...今度こそはお陀仏と来べえから...
犬田卯 「瘤」
...いよいよお陀仏(だぶつ)になるときが来たかのようでありました...
海野十三 「怪塔王」
...「とうとう自分でお陀仏(だぶつ)になったか」「あんがい...
海野十三 「金属人間」
...これでお陀仏(だぶつ)か...
江戸川乱歩 「影男」
...その部屋でお陀仏様(だぶつさま)だよ」ドアの外から...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...すぐにお陀仏だ...
薄田泣菫 「茶話」
...私だって海へはいったらお陀仏です...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...ついにお陀仏となってしまったそうである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...これで俺もお陀仏(だぶつ)か...
高見順 「いやな感じ」
...三日目にお陀仏(だぶつ)になってしまったの...
徳田秋声 「縮図」
...「やつぱりお陀仏だ...
永井荷風 「買出し」
...そのためお陀仏になってもそれきりであるという例の半分やけくその考えであった...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...御本尊の仁三郎のお陀仏自身にすら思い付かない……しかも仁三郎一流の専売特許式珍劇がオッ初まって...
夢野久作 「近世快人伝」
...水面下でお陀仏(だぶつ)になりかけていた芸者の髪の毛だったろうと思うんだが...
夢野久作 「爆弾太平記」
...じぶんのからだがお陀仏(だぶつ)だぞ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...寝たまんまのお陀仏(だぶつ)となったに相違ありません...
吉川英治 「新・水滸伝」
...どうせお陀仏(だぶつ)になることは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「さ、お陀仏だ」と、カテリーナ・リヴォーヴナはささやいて、どれ後始末をしようと身をもたげたその刹那、度かさなる犯罪を秘めて森閑としているその家の四壁が、耳を聾せんばかりの打撃を受けて、ぴりぴりと震動しだした...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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