...きょう配給になったばかりのおミソをお重箱に山もりにして...
太宰治 「眉山」
...そうでなければお重の愛嬌(あいきょう)のあるためだと解釈していた...
夏目漱石 「行人」
...御前はいったい軽卒でいけないよ」怒りやすいお重は黙って自分の顔を見ていた...
夏目漱石 「行人」
...自分はお重の性質として...
夏目漱石 「行人」
...お重は何でも直(じき)むきになる代りに裏表のない正直な美質を持っていたので...
夏目漱石 「行人」
...「お重お前の鼓は好いが...
夏目漱石 「行人」
...お重は「どうだか知らないわ...
夏目漱石 「行人」
...彼にお重を貰う気があるか...
夏目漱石 「行人」
...お重は果して後(あと)から随(つ)いて来た...
夏目漱石 「行人」
...電話は母とお重から一二度かかったが...
夏目漱石 「行人」
...とうとうお重から例の秘密をあばかれる羽目に陥(おちい)った...
夏目漱石 「行人」
...兄さんは妾達(あたしたち)に隠れてこの間見合をなすったんですって」「隠れて見合なんかするものか」自分は母がまだ何とも云わないうちにお重の言葉を遮(さえぎ)った...
夏目漱石 「行人」
...お重の口から出るのを聞いたとき...
夏目漱石 「行人」
...お重見たいに好い加減な事を云い触らすと...
夏目漱石 「行人」
...それからお重さんとかいう妹さんの事についても何にも云われませんでした...
夏目漱石 「行人」
...膝へお重を載せてひっそりとお夜食をしていた...
久生十蘭 「だいこん」
...ともかくも御身(おんみ)の意見に任すべしと諾(うべな)われなお重井にして当地に来りなば...
福田英子 「妾の半生涯」
...正月のおセチにするって十日も前に拵(こし)らえてお重(じゅう)へ詰めておいたのだもの...
村井弦斎 「食道楽」
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