...風呂敷と空のお重を私に返しながら...
石川啄木 「刑余の叔父」
...お重と二人廊下に立って春雨に曇った東山を眺めながら...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...「これは止めねばならんですぞ」彼はなお重々しいしかめ顔をしていた...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...「お重お前のようなものがよくあの芳江を預かる事ができるね...
夏目漱石 「行人」
...お重は膨(ふく)れた顔をして...
夏目漱石 「行人」
...お重は彼女の後姿(うしろすがた)をさも忌々(いまいま)しそうに見送った...
夏目漱石 「行人」
...お重も無言のままそれを匙(スプーン)で突(つっ)ついたが...
夏目漱石 「行人」
...少し親孝行でも心がけるが好い」お重ははたして泣き出した...
夏目漱石 「行人」
...石鹸だらけの頬をお重の方に向けた...
夏目漱石 「行人」
...あなたこそ早くあなたの好きな嫂さんみたような方(かた)をお貰(もら)いなすったら好いじゃありませんか」自分は平手(ひらて)でお重の頭を一つ張りつけてやりたかった...
夏目漱石 「行人」
...お重はまた石鹸を溶いた金盥(かなだらい)の中に顔を突込んだとしか思われない自分の異(い)な顔を...
夏目漱石 「行人」
...十お重は明らかに嫂(あによめ)を嫌っていた...
夏目漱石 「行人」
...お貞さんの結婚談が出た時にも「まずお重から片づけるのが順だろう」と云うのが父の意見であった...
夏目漱石 「行人」
...その時お重は今まで持ち応(こた)えていた涙をぽろりぽろりと膝の上に落した...
夏目漱石 「行人」
...お重はかえってきまり悪気(わるげ)に躊躇(ちゅうちょ)した...
夏目漱石 「行人」
...母とお重が別れを惜(おし)むように浮かない顔をするのが...
夏目漱石 「行人」
...お重詰らしい風呂敷を持って真っ直ぐに行きましたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――お重の中は一面の埃だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
便利!手書き漢字入力検索
