...その時投げ出していた足をお重の鼻先に突き出して黙ってお重を瞰(ね)めつけていた...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...なお重ねて何か云おうとするうちに夢が醒(さ)めた...
中里介山 「法然行伝」
...「お重(しげ)さんでしょう...
夏目漱石 「行人」
...それも彼がお重から...
夏目漱石 「行人」
...「お重お前のようなものがよくあの芳江を預かる事ができるね...
夏目漱石 「行人」
...「お重お前を御父さんがやっぱり女だなとおっしゃったって怒ってるそうだね」と聞いた...
夏目漱石 「行人」
...お重はそれでも腹が癒(い)えなそうに膨(ふく)れた頬をみんなに見せた...
夏目漱石 「行人」
...お重は嗽茶碗(うがいぢゃわん)どころの騒ぎではないらしかった...
夏目漱石 「行人」
...翌日お重を連れて三越へ出かけた...
夏目漱石 「行人」
...お重はすぐ「岡田さん...
夏目漱石 「行人」
...お重は予定通り戻って来た...
夏目漱石 「行人」
...お重も団扇を縁側へ投げ出しておとなしく食卓に着いた...
夏目漱石 「行人」
...その小さいお重の中へ入れておいたのです」「よし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ともかくも御身(おんみ)の意見に任すべしと諾(うべな)われなお重井にして当地に来りなば...
福田英子 「妾の半生涯」
...「忘れられたかな? そなた、いつぞや、お重役衆が、わしについて何か仰せられていた話を聴かせてくれたであろうがな――な、思い出したであろ?」広海屋は、ますます目を細めて、雪之丞をみつめるのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...されどこの山はなお重霧の間に在りて...
森鴎外 「舞姫」
...「お師匠さんが、もういい加減に独り立ちしてみたらどうか、って仰言って下さいますが、なんせ、まだまだ心許なくて、こうやって玉子の殻をくっつけたまんまお傍にぬくもっている始末です」銀三は奥へ気を兼ね、声を低めて、なお重ねた...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...法印さんの処から貰って帰ったお重詰めは...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
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