...畏くも文部大臣からのお達しで定められた教授細目といふのがありますぞ...
石川啄木 「雲は天才である」
...ワーニャ 教授閣下からのお達しによると...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...そういうことは止めるようにというお達しまで出たが...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...宮内官や警察関係の人からそういうお達しの来ることは...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...二分以内とのお達しに付「もう御説明申し上げることはこれだけでございます」と帽をとって御挨拶申し上ぐ...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...お上からどんなお達しがあるかわからない...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...石川様へ厳重なお達しがあったのだそうでございます」「なるほど」それでは自殺するのも無理はない――と平次ならずとも思ったでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ぜひともその理を分明(ぶんみょう)させよとのお達しである...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...軽い驚風(きょうふう)ということで、その後は恙(つつが)なく御成育になり、元服と同時に、相違なく家督相続さしゆるされるむね、お達しがあり、家中一同恐悦に存じておりました...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...入ってはならんというお達しで...
久生十蘭 「魔都」
...おぬしらどうじゃ? 太政官のお達しにその様なことが見えたかな...
本庄陸男 「石狩川」
...御子息が一層高い境界にお達しなさろうと云うもので...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...将軍様御不予(ごふよ)によってというお達しの――鳴物停止(なりものちょうじ)...
吉川英治 「江戸三国志」
...佐久間殿よりそちらへ同様の令がお達しに相成りましょうが...
吉川英治 「黒田如水」
...太守のお桟敷まで罷(まか)れとのお達しだった」「ただのお目通りなら...
吉川英治 「私本太平記」
...その御報告を池田勝入様のお耳へ確乎(しか)とお達しするという役目だけが一ツ残ってるんで……...
吉川英治 「新書太閤記」
...じつあお上(かみ)の厳命で、三日と日限りの虎を狙ッていましたんで」「ああ、あのお達しだね...
吉川英治 「新・水滸伝」
...公(おおやけ)の書状をもって当所へお達しするであろう」そう言って...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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