...」敏捷(すばや)い、お転婆なのが、すっと幹をかけて枝に登った...
泉鏡花 「浮舟」
...お転婆娘を三人も育てて来た私などには...
上田広 「指導物語」
...お転婆な真似(まね)はせず温和(おとな)しく広い板の上に腰を降ろして...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...「あの丘の端を廻つた所でございますが、舟で行けば十分ぐらゐもかゝりません、」「舟がありますか、」「えゝ、ボートを持つて来てをります、」「あなたがお一人ですか、」「えゝ、さうですよ、お転婆でせう、」女は艶やかに笑つた...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...お転婆(てんば)でございましょう」女は艶(つや)やかに笑った...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...お転婆だったのは当り前だと云わなければなりません...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...そのお転婆(てんば)でやんちゃなことは...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...このお転婆!」三人の仲間はまるで檻の中の狼のように...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「天才」
...お転婆娘の一団が...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...お転婆の茶目の娘が来るならば...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...あのお転婆(てんば)の姪の瑛子と...
野村胡堂 「死の予告」
...起居(ききょ)振舞(ふるまい)のお転婆(てんば)なりしは言うまでもなく...
福田英子 「妾の半生涯」
...ブリジッド・バルドオの「この神聖なお転婆娘」試写...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...お転婆の不良少女になつて...
牧野信一 「思ひ出した事(松竹座)」
...一種のお転婆娘にある型通りな虚栄で...
牧野信一 「愚かな朝の話」
...お転婆な彼の従妹の道子は...
牧野信一 「爪」
...マリ・ジェルマンのように男になるといけないからお転婆をしないようにと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お転婆(てんば)で...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??