...お転婆な娘だけが誘惑に堕(おちい)り易い危険性をもつてゐて...
伊藤野枝 「内気な娘とお転婆娘」
...半さんの妻君が少しお転婆(てんば)で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...お転婆な真似(まね)はせず温和(おとな)しく広い板の上に腰を降ろして...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...農村でそんな風にお転婆だったろうと想像し...
田中英光 「野狐」
...お転婆の本性を現わして強情にも中々降参しない...
谷崎潤一郎 「少年」
...幼い頃は至つてお転婆だつたのだし...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...そのお転婆でやんちやなことは...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...今(いま)一人(り)の日本語(にほんご)のよく話(はな)せるお転婆(てんば)さんらしい女(おんな)と入替(いれかわ)つた...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...お転婆な女だなと思って...
豊島与志雄 「古井戸」
...◎千葉の娘はお佐野(千里駒には光子とありて龍馬より懸想したりと記したれど想ふに作者が面白く読ません為めに殊更ら構へたるものなるべし)と云つてお転婆(てんば)だつたさうです...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...お転婆(てんば)さんたちの世話やきと監督にやってくるのだが...
久生十蘭 「キャラコさん」
...起居(ききょ)振舞(ふるまい)のお転婆(てんば)なりしは言うまでもなく...
福田英子 「妾の半生涯」
...「僕は照ちやんのやうなお転婆と結婚がしたいよ...
牧野信一 「明るく・暗く」
...どうもお前はお転婆でいけない...
牧野信一 「晩秋」
...お転婆(てんば)もいゝ加減にするものだよ...
宮原晃一郎 「ラマ塔の秘密」
...マリ・ジェルマンのように男になるといけないからお転婆をしないようにと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...純真な・活発な・勇気ある・お転婆ではないが雄々しい・美人を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...時々国へ帰りはしたが東京にいる間は自由なお転婆な自分であっても...
若杉鳥子 「旧師の家」
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