...「芥川龍之介と来た日には大莫迦(おおばか)だわ!」何と云うお転婆(てんば)らしい放言であろう...
芥川龍之介 「文放古」
...大変なお転婆がいろんな奇抜な真似をして人目をおどろかしました...
伊藤野枝 「内気な娘とお転婆娘」
...よくお転婆だおきやんだと攻撃しますが...
伊藤野枝 「内気な娘とお転婆娘」
...半さんの妻君が少しお転婆(てんば)で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...昔のとおりにお転婆(てんば)なオフィリヤになるのです...
太宰治 「新ハムレット」
...幼い頃(ころ)は至ってお転婆だったのだし...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...そのお転婆でやんちやなことは...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...幼い頃は至つてお転婆だつたのだし...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...今度は十五六のお転婆な雛妓(おしゃく)が...
谷崎潤一郎 「幇間」
...唐突なお転婆(てんば)な動作をし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...◎千葉の娘はお佐野(千里駒には光子とありて龍馬より懸想したりと記したれど想ふに作者が面白く読ません為めに殊更ら構へたるものなるべし)と云つてお転婆(てんば)だつたさうです...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...何と言っても若くてお転婆(てんば)なだけだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その代り少しお転婆です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...起居(ききょ)振舞(ふるまい)のお転婆(てんば)なりしは言うまでもなく...
福田英子 「妾の半生涯」
...お転婆の不良少女になつて...
牧野信一 「思ひ出した事(松竹座)」
...東京の学校へなんて入つたの?」「彼奴は手のつけられないお転婆で――バカだよ...
牧野信一 「晩春の健康」
...純真な・活発な・勇気ある・お転婆ではないが雄々しい・美人を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お転婆(てんば)で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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