...しかも私の愛はなお足ることを知らずに奪おうとしている...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...しかも彼の悟りし所はなお足らざりしと見え...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...お足(みあし)もうよろしいんですの? こないだはお出にならなかったんですってね...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...なお足りないと見えて...
豊島与志雄 「香奠」
...お足に湯たんぽをあてて差上げお胸に芥子(からし)をはって差上げたことをお話しますと...
豊島与志雄 「碑文」
...そしてなお足で逃げようとするのを...
豊島与志雄 「夢の卵」
...ずいぶんお足が早うございましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...お足をお取り下さい」「はい...
中里介山 「大菩薩峠」
...それでなお足りないのだ...
中島敦 「光と風と夢」
...人の倍以上に達してなお足りない有様でした...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...三百思もなお足るべからずといえども...
福沢諭吉 「学者安心論」
...皆客観を写すこと不完全なれば直ちにこれを画とせんにはなお足らざるものあり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...わたくしが蝦蟇口からお足を出して遣るのを受け取つて...
森林太郎 「身上話」
...なお足らずして人間自身の肉を裂き...
与謝野晶子 「既成宗教の外」
...それでもなお足らぬものを覚えたか...
吉川英治 「三国志」
...なお足らないと観たのであった...
吉川英治 「私本太平記」
...――生きている間の忠勤もなお足らずとし...
吉川英治 「新書太閤記」
...お足の痕(あと)の土を」と...
吉川英治 「親鸞」
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