...しかも私の愛はなお足ることを知らずに奪おうとしている...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...なお足りないくらいで...
泉鏡花 「瓜の涙」
...何百台の「ギロチン」を備えてもなお足らぬほどである...
大隈重信 「大戦乱後の国際平和」
...東伯爵のお足さんだとでも仰しゃるんですか?」「兄なんです...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...ささの切り株(かぶ)にお足を傷つけて血だらけにおなりになっても...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...お足元が心もとない」と...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...相手は永遠の感謝を誓ってもなお足りないほどだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それこそ僕を換うるもなお足らぬであろう...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...すこし掛けやしたら? お足がそれではつろうがしょう?敦子 いえ...
三好十郎 「樹氷」
...さっき貰って出て行ったお足(あし)さえ...
森鴎外 「雁」
...なお足らずして人間自身の肉を裂き...
与謝野晶子 「既成宗教の外」
...なお足らないと観たのであった...
吉川英治 「私本太平記」
...――生きている間の忠勤もなお足らずとし...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼としてはなお足らないほどな気はしても...
吉川英治 「新書太閤記」
...それをいうならば、痛涙に身をただよわし、慟哭(どうこく)に血を吐いても、なお足らない...
吉川英治 「新書太閤記」
...秘戯(ひぎ)の壁絵(かべえ)もなお足(た)らず...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それでもなお足らぬ物はある...
吉川英治 「新・水滸伝」
...こちらへお足を向けられてくる」国時を初め...
吉川英治 「親鸞」
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