...しかも彼の悟りし所はなお足らざりしと見え...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...東伯爵のお足さんだとでも仰しゃるんですか?」「兄なんです...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...彼妾を得てなお足れりとせざるなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...そしてなお足で逃げようとするのを...
豊島与志雄 「夢の卵」
...おそらく彼はいかなる報酬を受けてもなお足りなかったのかも知れないが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...なお足りないのだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お足元がお危のうございますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...それこそ僕を換うるもなお足らぬであろう...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...それにお足の惡い引け目もあるためか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...坂本(さかもと)へ出(いで)ては用心(ようじん)し給(たま)へ千住(せんじゆ)がへりの青物車(あをものぐるま)にお足元(あしもと)あぶなし...
樋口一葉 「たけくらべ」
...既に無辜(むこ)の人を殺してなお足れりとせず...
穂積陳重 「法窓夜話」
...まだそれでもお足がすこしよろよろしているようですが...
正岡子規 「初夢」
...「あなたお足袋を」この奪衣婆(だついばば)が僕の紺足袋を脱がせた手際は実に驚くべきものであった...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...わたくしは今日(こんにち)まで二百文というお足(あし)を...
森鴎外 「高瀬舟」
...わたくしが蝦蟇口からお足を出して遣るのを受け取つて...
森林太郎 「身上話」
...老来いよいよお足が伸びてゆくふうだな」と...
吉川英治 「上杉謙信」
...お足の踏みどころもございませぬ」と声がらまで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お足を洗(そそ)がれて...
吉川英治 「源頼朝」
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