...これは旦那のお足袋ぢや厶いませんか? 鼠が落(おつ)こちたかと思つたら...
石川啄木 「病院の窓」
...お足元が心もとない」と...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...相手は永遠の感謝を誓ってもなお足りないほどだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そしてなお足で逃げようとするのを...
豊島与志雄 「夢の卵」
...「はい、今朝は早くとおっしゃっておいででございましたが、お足が痛いからとおっしゃって、もう一日お泊りなさるそうでございます」「そりゃそうでしょう、あのお御足(みあし)では……あまり旅にお慣れなさらないお方のようですね」「ほんとに女のようなお若い、お美しいお侍(ひと)でいらっしゃるのに、お足を、あんなにお痛めなすっては、おかわいそうでございます」「お見舞に上ってみましょう」お角はこう言って、その足を痛めた美しい侍の、三番の室というのを見舞に行こうとしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...坂本へ出(いで)ては用心し給(たま)へ千住(せんぢゆ)がへりの青物車(あをものぐるま)にお足元あぶなし...
樋口一葉 「たけくらべ」
...坂本へ出ては用心し給へ千住がへりの青物車にお足元あぶなし...
樋口一葉 「たけくらべ」
...皆客観を写すこと不完全なれば直ちにこれを画とせんにはなお足らざるものあり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...さっき貰って出て行ったお足(あし)さえ...
森鴎外 「雁」
...わたくしは今日まで二百文と云ふお足を...
森鴎外 「高瀬舟」
...またお足が痛んで参りましたか...
吉川英治 「剣難女難」
...犬畜生というもなお足らぬ...
吉川英治 「三国志」
...なお足らないと観たのであった...
吉川英治 「私本太平記」
...努めてもなお足らぬものだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...お足もとをよく気をつけて上げなさいよ」曹(そう)旦那も自身...
吉川英治 「新・水滸伝」
...秘戯(ひぎ)の壁絵(かべえ)もなお足(た)らず...
吉川英治 「新・水滸伝」
...十壺(じっこ)の黒酒(くろき)(黍酒(きびざけ))を空(から)にしてなお足りぬほどだった...
吉川英治 「平の将門」
...お足を止めてなんとも恐縮...
吉川英治 「宮本武蔵」
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