...うれしくなるとすぐお調子に乗るのが私の癖らしい...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...終(しまい)には歯をきしるようなお調子で「お許し下さい! お許し下さい!」と叫ぶのがいかにも異常なので...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...お調子に乗つて盲目だのなんだの勝手の悪口を致したのはけしからぬとあつて...
太宰治 「右大臣実朝」
...あんまりお調子づいて...
永井荷風 「妾宅」
......
中原中也 「在りし日の歌」
...安つぽいお調子屋ばかりの感情家ばかりの世の中だからそれ程苦労性にならなくつたつて...
中原中也 「その頃の生活」
...どうやらこれは少しお調子に乗りすぎたと気がついたので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あきれたお調子者だ...
牧野信一 「鏡地獄」
...浮々としたお調子者...
牧野信一 「環魚洞風景」
...……事業熱に浮されてゐるお調子者の父親...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...お調子者だから気軽くぽんぽんと飛び廻るので大分うけも好かつたのだが...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...少し快(よ)くなるとついお調子に乗つて瑣細なことを等閑(なほざり)にして...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
...その癖お調子者で直ぐにふわふわと飛びあがるといふ理由で昔からダルマ凧といふ仇名が...
牧野信一 「円卓子での話」
...お調子に乗りやすい性質を多分にうけついだ自分は...
水上滝太郎 「大人の眼と子供の眼」
...それに少しばかりお調子もんの貧乏人のせがれが尻馬に乗ってるくらいのことよ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...お調子者で気が弱いというだけではありません...
山本周五郎 「新潮記」
...「お調子に乗って...
吉川英治 「江戸三国志」
...首尾よくのがれ得たのにお調子づいて...
吉川英治 「江戸三国志」
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