...うれしくなるとすぐお調子に乗るのが私の癖らしい...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...終(しまい)には歯をきしるようなお調子で「お許し下さい! お許し下さい!」と叫ぶのがいかにも異常なので...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...お調子には絶対に乗らぬお方であつたやうでございます...
太宰治 「右大臣実朝」
...お調子に乗つた狸のいろいろな狂態をも...
太宰治 「お伽草紙」
...お調子に乗ったりしないから...
太宰治 「正義と微笑」
...三五年は案外こうしたファッショ的お調子ものが少ないということに気づいたのである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
......
中原中也 「在りし日の歌」
...安つぽいお調子屋ばかりの感情家ばかりの世の中だからそれ程苦労性にならなくつたつて...
中原中也 「その頃の生活」
...けれど菊次さんもすこしお調子者でありました...
新美南吉 「百姓の足、坊さんの足」
...しかもイタリア語なんだよ!私はあの男がすごいお調子者で神を模倣していることを理解したんだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...もうそろそろ彼はお調子に乗って大胆になり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...愚かなお調子者の非文学的な彼の小説のつまり彼である主人公が...
牧野信一 「鏡地獄」
...あきれたお調子者だ...
牧野信一 「鏡地獄」
...お調子者だから気軽くぽんぽんと飛び廻るので大分うけも好かつたのだが...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...少し快(よ)くなるとついお調子に乗つて瑣細なことを等閑(なほざり)にして...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
...あのお調子ものは飛上つて喜ぶだらう...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...それに少しばかりお調子もんの貧乏人のせがれが尻馬に乗ってるくらいのことよ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...ますますお調子(ちょうし)づいて...
吉川英治 「神州天馬侠」
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