...お蔭様(かげさま)でそうした修行(しゅぎょう)の結果(けっか)...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...「お蔭様で、もうすっかりなおりましたので……」とお答えすると、「それはよかった...
上村松園 「中支遊記」
...お蔭様で大変な評判――」とささやくと...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...「お蔭様で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...お蔭様でわたしはこれから懐しい親や兄たちの許(とこ)へ帰ってまいります...
竹久夢二 「春」
...お蔭様で、私たちの雑誌、『春服』も第八号をまた出せるようになりました...
太宰治 「虚構の春」
...お蔭様でこんどの往生は少しも疑いがないといって...
中里介山 「法然行伝」
...お蔭様でお嬢様が助かりました相(そう)で...
野村胡堂 「悪人の娘」
...お蔭様で」娘は顔を上げる気力もなく...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...商売はどんな様子で?」「お蔭様で大繁昌です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お蔭様で許されて参りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お蔭様で傷の方は一日一日快(よ)くなるようで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お蔭様で――」お夢は焼けた鬢(びん)などを掻き上げて居ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」「お蔭様でねえ...
平出修 「二黒の巳」
...」「戻んて来ることになっとった甚吉が、戦争で戻どれんので、今年の蒔付けはどうなるかと案じましたら、お蔭様で、明日は大勢で手伝うて下さるそうで――」それから内儀さんは云いにくそうに「――飯米を、五升ほど……何せ、お昼飯など出そうと思いますんけんど……」「まさか、飯、食いに行くでもねえでしょう? お内儀さん...
本庄陸男 「前夜」
...私はお蔭様で人間の中でも一番下におりまする仕合わせに……」松倉十内は苦り切って首肯(うなず)いた...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...「お蔭様で助かります」という仏面(ほとけづら)と...
夢野久作 「鼻の表現」
...「お蔭様で、また今日も半日遊ばして貰えたな...
吉川英治 「醤油仏」
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