...とにかく意外なる月の地中(ちちゅう)社会のお蔭で...
海野十三 「月世界探険記」
...僕もお蔭で禁足(きんそく)を喰(くら)ったばかりか...
海野十三 「俘囚」
...くだらない話に夢中になっているお蔭で...
海野十三 「もくねじ」
...5.吾々が今尚そのお蔭を蒙つてゐる最古の文化國埃及は三千年或ひはそれよりもつと前に劇的演技に見物人を送つた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...どうもお蔭様で有難うがす...
谷崎潤一郎 「幇間」
...徳次は早くから親父の船頭を手伝つてゐたお蔭で...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...「お蔭(かげ)で山の中の獣(けもの)は...
豊島与志雄 「人形使い」
...お蔭(かげ)さまで」「もう手術をなすったの」「ええ今日(こんち)」「今日(きょう)? それであなたよくこんな所へ来られましたね」「大した病気でもございませんものですから」「でも寝ていらっしゃるんでしょう」「寝てはおります」夫人はそれで構わないのかという様子をした...
夏目漱石 「明暗」
...お蔭様でこちとらは――」「無駄を言うな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お蔭でいろ/\の事がわかつたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...誰のお蔭で助かつたのか...
原民喜 「星のわななき」
...そのお蔭で道々もずっと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ディカーニカ近郷夜話か? いつたい夜話とはなんだらう? 何処かの蜜蜂飼かなんかがこんなものを世間へ発行(だ)しをつて! お蔭さまなことだよ! 羽根ペンを拵らへるのにどれだけ鵞鳥を裸かにし...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...お父様のお蔭(かげ)がこうむられます」両手を擦(す)り合わせながら近江の君は言っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...わたしは半分以上他人のお蔭で生きているのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どんなものも歴史のお蔭(かげ)を受けぬものはありません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...手も力もなくグシグシと泣出したお蔭で...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...日本軍が居て秩序を保って下さるお蔭です...
夢野久作 「死後の恋」
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