例文・使い方一覧でみる「お臍」の意味

...お臍のようでしょう... お臍のようでしょうの読み方
池谷信三郎「橋」

...襦袢（シヤツ）の綻（ほころ）びからお臍（へそ）が覗いてるぢやありませんか... 襦袢の綻びからお臍が覗いてるぢやありませんかの読み方
薄田泣菫「茶話」

...素ツ裸になつてお臍の穴から睾丸まで見せ合ふやうにならなくつては...
関根金次郎「本因坊と私」

...「これをお臍の上にすえるんだよ... 「これをお臍の上にすえるんだよの読み方
豊島与志雄「不肖の兄」

...蜻蛉（とんぼ）の飛行の如くにも彼等のお臍のまはりにて... 蜻蛉の飛行の如くにも彼等のお臍のまはりにての読み方
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー　Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳「ランボオ詩集」

...――あの女は眼が屆きさうだ」「矢張りお臍の胡麻を讀む方で――」無駄を言ひながらガラツ八は...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...お臍（へそ）で煙草を吸はせて... お臍で煙草を吸はせての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...それは」「下女のお臍（へそ）」「お臍？」「本名はお伊曾といふんだ相で... それは」「下女のお臍」「お臍？」「本名はお伊曾といふんだ相での読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...お臍でお茶を沸かしましたがね... お臍でお茶を沸かしましたがねの読み方
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай　Васильевич　Гоголь）平井肇訳「死せる魂」

...ちようどその警官のお臍位の高さに当ります... ちようどその警官のお臍位の高さに当りますの読み方
森律子「三度會つた巡査」

...今でもお臍（へそ）の下ンところがぴくぴく動いてるわ... 今でもお臍の下ンところがぴくぴく動いてるわの読み方
山本周五郎「嘘アつかねえ」

...――でも愛しあっていればお臍で茶も沸くっていうでしょ... ――でも愛しあっていればお臍で茶も沸くっていうでしょの読み方
山本周五郎「季節のない街」

...お臍（へそ）で沸かせるかどうかはためしたことはないが... お臍で沸かせるかどうかはためしたことはないがの読み方
山本周五郎「季節のない街」

...火をつけて差し出すと当人その吸口をお臍の穴にあて... 火をつけて差し出すと当人その吸口をお臍の穴にあての読み方
山本笑月「明治世相百話」

...それから赤い湯もじをお臍の上までマクリ上げると... それから赤い湯もじをお臍の上までマクリ上げるとの読み方
夢野久作「いなか、の、じけん」

...ウドン粉臭いパンの固まりを私のお臍（へそ）の上に乗っけた... ウドン粉臭いパンの固まりを私のお臍の上に乗っけたの読み方
夢野久作「ココナットの実」

...廂（ひさし）からの日ざしを受けたお臍（へそ）のあたりにへこんで見えて... 廂からの日ざしを受けたお臍のあたりにへこんで見えての読み方
横光利一「夜の靴」

...すっかりお臍（へそ）をまげてしまった... すっかりお臍をまげてしまったの読み方
吉川英治「宮本武蔵」