...ここではこういうお粥(かゆ)めいた水を飲んで生きているのだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...わずかにお粥(かゆ)をすすって生きのび...
太宰治 「花吹雪」
...お粥(かゆ)のやうに柔かいのがすつかり冷えてしまつたのを茶碗に盛つて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...朝はお粥で、――今日は節食、――お彼岸団子が食べたいな!庵は鼠も生活難らしい(此頃また鼠が来てゐる)...
種田山頭火 「其中日記」
...お粥と握飯とですます...
種田山頭火 「其中日記」
...夕飯はいさゝかのお粥ですます...
種田山頭火 「其中日記」
...貧窮組が出来た」その大釜からお粥を貰って食べている人を見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...それでお粥をこしらえて食います...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのなりゆきがお粥以上に出でないのでわかります...
中里介山 「大菩薩峠」
...この一椀のお粥とも糊ともつかぬものを...
中里介山 「大菩薩峠」
...もっと上等にしますとお米から拵えるので先ず大匙一杯のお米を大匙五杯位の牛乳へ二時間漬けておいてそれへ大匙一杯の砂糖を加えてお粥になるまで弱い火でグツグツと炊(た)きます...
村井弦斎 「食道楽」
...お芋は上等の品を撰んで輪切にしたら直(す)ぐ水へ漬けてアクを出さないとお粥の色が悪くなって渋味が出ます...
村井弦斎 「食道楽」
...ちょうど鶏を入れたお粥(かゆ)のようなものです...
村井弦斎 「食道楽」
...昼はスープにお粥(かゆ)のようなものを飲み...
村井弦斎 「食道楽」
...即ち玄米のお粥というようなものだ」小山が先ず一匙(ひとさじ)を試み「なるほど...
村井弦斎 「食道楽」
...といってグチャグチャしてお粥(かゆ)のようでもあるし...
村井弦斎 「食道楽」
...お湯は洗面所に煮え立っているがお粥とか...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...「役所が馘になったらお前さんにお粥屋をはじめてもらうよ...
矢田津世子 「茶粥の記」
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