...お礼の言葉が短かすぎて君はたいへん不満のようですが...
太宰治 「風の便り」
...お礼の言葉もございません...
太宰治 「新ハムレット」
...お礼の言葉に窮しました...
太宰治 「たずねびと」
...貞之助は校長や先生に見舞とお礼の言葉を述べて悦子を受け取り...
谷崎潤一郎 「細雪」
...私はお礼の言葉も言えないで...
豊島与志雄 「渡舟場」
...二人がこもごも申し述べるお礼の言葉を聞き流して...
中里介山 「大菩薩峠」
...お礼の言葉をのべた...
中谷宇吉郎 「郭公のおとずれ」
...どのやうなお礼の言葉を差し上げたらよいかと迷つてゐます...
林芙美子 「谷間からの手紙」
...お礼の言葉もない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...いいつくせないお礼の言葉を...
久生十蘭 「キャラコさん」
...わしはお礼の言葉がないよ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...お礼の言葉もござりませぬ」と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...お礼の言葉がいえないので...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...君のお父さんだったんだ!花婆ちゃんもリレーの中にいるし二人とも寝巻のままで水と汗とでグッショリ濡れて変なかっこうさ!僕んちの火事に君んちの小父さんがその姿で死にものぐるいで火を消していたんだよ!内の父も母もそれを見ると急にお礼の言葉も出て来ない目を白黒させてモグモグ...
三好十郎 「詩劇 水仙と木魚」
...手代や長七のお礼の言葉も上の空...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...そうしてトウトウお礼の言葉さえ云い得ないまま...
夢野久作 「老巡査」
...お礼の言葉もございません」言い訳やら礼やらいって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お礼の言葉もござりませぬ……」弦之丞は冷静になるべく悶(もだ)えていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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