...平吉がお目見得(めみえ)をしてから二月ばかりするとそこのお上(か)みさんがふとした出来心から店の若い者と一しょになって着のみ着のままでかけ落ちをしてしまった...
芥川龍之介 「ひょっとこ」
...そのお目見得(めみえ)の事件について...
海野十三 「金属人間」
...このところに於て初のお目見得(めみえ)ですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...「親分さん――父(とゝ)さんの出入りの御屋敷でお目見得以上といふと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――五百石と言へばお目見得以上だ」「大河内家の方では...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...唐沢邸へお目見得にやって来る...
矢田津世子 「女心拾遺」
...そのお目見得(めみえ)芝居の芸題は阿古屋の琴責めで...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...藍丸王はこのお目見得が済むと...
夢野久作 「白髪小僧」
...お目見得に来た女は六人共...
夢野久作 「白髪小僧」
...この塩梅ならば紅木大臣を初め家の者は明日(あす)のお目見得に来ないであろう...
夢野久作 「白髪小僧」
...諸君にお目見得をする次第で御座います...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...お目見得(めみえ)の所作に外ならなかったのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...とにかく明日から見物にお目見得というので...
吉川英治 「江戸三国志」
...父に連れられてお目見得に登城いたした以来のことで...
吉川英治 「江戸三国志」
...三人してお目見得したものをと...
吉川英治 「剣の四君子」
...舅(しゅうと)殿にお目見得いたそう...
吉川英治 「新書太閤記」
...「拙者は山寨(やま)へ初めてのお目見得だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お目見得にもまだ伺えませんが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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