...一日三界お目出度い顔をしてござる様な...
有島武郎 「かんかん虫」
...新規のものはお目出度い鳳凰模様としたり...
上村松園 「画道と女性」
...それでも何処までもお目出度いか解らないのは其新躰詩を矢張送つて来たよ...
内田魯庵 「犬物語」
...」お目出度い……という言葉が口から出なくて...
豊島与志雄 「阿亀」
...「お目出度いね...
豊島与志雄 「阿亀」
...あんな人が小屋の廻りにウロウロしていて人気に触らないと思うのがお目出度いね...
中里介山 「大菩薩峠」
...堅いようでお目出度い殿様――人交わりのできない女を相手にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...少し人間のお目出度い樽拾(たるひろ)ひの三次といふ少年を搜し當てると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そして少しばかりお目出度い性格を持つて居るらしい年増でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...九月にでもなれば御目見得の運びになる筈」「それはお目出度いことで」平次は一應のお祝ひを言ふのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「お前がお目出度いからだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お目出度いお目出度いと親達が右左から私を煽(あお)がぬ許りにして呉れた...
二葉亭四迷 「平凡」
...矢張(やッぱり)名誉でお目出度いのに違いないと思って...
二葉亭四迷 「平凡」
...』お目出度いマイダス王は...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...お目出度いことを云へば好いぢやないの...
牧野信一 「熱い風」
...お目出度い/\といふのが口癖で...
牧野信一 「自烈亭」
...お互ひに誠にお目出度い朝になるといふものです...
牧野信一 「山彦の街」
...「何が正月お目出度い」と障子を睨んで陰気にしていたときの思い出...
宮本百合子 「記憶に残る正月の思い出」
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